阪神大賞典(日曜・阪神)
芝3000m戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔701〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券なし。
毎年1、2番人気が連に絡む、堅めのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔551〕。人気、着順は不問です。
ジャパンCから〔101〕。5着馬と11着馬。
AJCCから〔200〕。勝ち馬と1番人気7着馬。
日経新春杯から〔101〕。2着馬と13着馬。
ステイヤーズSから〔010〕。2着馬。
京都記念から〔002〕。1着と3着の馬。
中山金杯から〔100〕。2番人気14着馬。
ダイヤモンドSから〔013〕。人気、着順は不問です。
OPの万葉Sから〔011〕。勝ち馬と3着馬。
3勝クラスから〔021〕。勝ち馬2頭と、3着馬。
優勝馬10頭は、すべて前走重賞出走馬となっています。
また、連対20頭を見ると、前走が有馬記念でなければ、掲示板確保もしくは1、2番人気に推されていたことが必要。
馬券圏内30頭の前走距離ですが、芝2200以上が29頭、例外の1頭は芝2000mの中山金杯から。ただし、この馬も前々走は芝3000mの菊花賞を走っていました。
連対20頭中14頭に重賞勝ちがあり、残りの6頭にも重賞2、3着があったように、重賞実績は重要なポイントとなっています。
さらに、連対20頭中17頭に芝2200m以上での勝ちがあり、17頭に芝3000m以上への出走歴がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔433〕、5歳〔443〕、6歳〔233〕、7歳〔001〕。
4~6歳の3世代が中心です。
所属の東西で見ると、関西馬が〔10910〕と、関東馬を圧倒しています。
今年は、21、22年の勝ち馬ディープボンド、22年2着のアイアンバローズ、20年1着、21年2着のユーキャンスマイル、20年3着のメイショウテンゲンが出走登録してきました。
過去にはゴールドシップの3連覇(13~15年)もあるレース。リピーターの激走には注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.03.16