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騎手が前走から乗り替わった馬の連対はハードルが高いGⅠレース!【オークス】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

オークス(日曜・東京)

3歳牝馬3冠レースの2冠目。芝2400m戦、GⅠ。

 

過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔301〕。

6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔022〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券2本。

1~3番人気で9勝。その一方で、4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内に来ており、伏兵の台頭にも注意が必要です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

桜花賞からが最もよく〔745〕。3着以内が11頭。3着を外した5頭は、桜花賞4番人気以内で、前々走は重賞勝ちの馬。巻き返しの条件として覚えておきましょう。

皐月賞から〔001〕。11着馬。こちらも前々走は重賞勝ち。

2つのTR、まずはフローラSから〔142〕。連対5頭に、1、2番人気で掲示板確保の馬(5着、3着)が2頭。

もうひとつ、スイートピーSから〔010〕。勝ち馬です。

その他、フラワーCから〔010〕。勝ち馬。

OPの忘れな草賞から〔201〕。勝ち馬。

1勝クラスから〔001〕。芝2200m戦を連勝中の馬でした。

前走桜花賞以外で連対したのは9頭。その前走はOPクラス3着以内。加えて、芝1800m~2000mのOPクラス勝ちまたは同距離重賞3着以内がありました。

これを桜花賞以外から3着に来た5頭で見ても、3頭にはOPクラス勝ちがあり、残る2頭は芝1800m以上で2勝以上を挙げていました。

 

連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭には重賞2着またはOPクラス勝ちがありました。

3着で見ても、10頭中8頭がこれを満たします。

また、連対20頭中、15頭に東京芝の勝ちまたは東京芝の重賞3着以内があり、残る5頭は東京芝未経験の関西馬でした。

なお、芝1800m以上のOPクラスに4着以下があった馬の連対はありません。

馬券圏内30頭中、28頭が2勝以上。

必須ではありませんが、連対にあればいいのは、

連対率60%以上(18頭)

複勝率80%以上(14頭)

騎手の継続騎乗(15頭)

 

キャリア2戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上も2着に1頭のみ。

3~6戦で〔10910〕。狙いはこのあたりになりそうです。

逃げ馬の馬券圏内はありません。末脚のしっかりした馬を狙いたいところです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。