エプソムC(日曜・東京)
芝1800m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
近4年連続で、6番人気以下が連絡み。20年には18番人気が3着で、3連単421万馬券! 近年、波乱度が増している感があります。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイラーズCから〔101〕。
新潟大賞典から〔121〕。
ダービー卿CTから〔002〕。
その他、ヴィクトリアマイル、京王杯SC、毎日王冠から勝ち馬が。
海外GⅠのチャンピオンズマイル、阪神牝馬S、金鯱賞から2着馬が。
中山記念、小倉大賞典から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのメイS(15年のモンゴル大統領賞を含む)から〔230〕。3着以内4頭と、1番人気9着馬。
都大路Sから〔211〕。連対3頭と、4番人気6着馬。
3勝クラスから〔102〕。3番人気以内で勝ち上がった馬。
OPと3勝クラスからで〔543〕。このあたりに目を光らせておく必要がありそうです。
連対20頭中、17頭に芝1800mへの出走歴があり、そのうち14頭に勝ちが、3頭に重賞3着以内がありました。
つまり、芝1800mを経験しているなら、好走歴が必要だということです。
また、連対20頭中19頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、例外の1頭は東京の芝で3勝クラスを勝ち上がった馬です。
牝馬は〔110〕。この2頭には、重賞連対歴がありました。
年齢別で見てみると、3歳の出走歴はなく、4歳〔654〕、5歳〔322〕、6歳〔133〕、7歳〔001〕。
4歳馬がいいようです。
直線の長い東京ですが、逃げ馬の頑張りが目立っていて〔113〕。この5頭の人気を見ると、2、6、6、7、18番人気。421万馬券の立役者も逃げ馬でした。
人気薄の逃げ馬には注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.06.07