マーメイドS(日曜・阪神)
牝馬限定のハンデ戦。芝2000m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔853〕、2ケタ人気馬〔331〕。
馬連3ケタはなく、万馬券5本。
大波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
ヴィクトリアマイルから〔002〕。
京都記念から〔010〕。
阪神牝馬Sから〔002〕。
福島牝馬Sから〔021〕。
中山牝馬Sから〔001〕。
重賞組からの勝ちはなく、人気、着順は不問です。
OPの大阪城Sから〔110〕。
メイS(モンゴル大統領賞を含む)から〔101〕。
メトロポリタンSから〔100〕。
都大路Sから〔011〕。
OPからも人気、着順は不問です。
実は3勝クラスからが最もよく〔731〕。4着以内10頭に、14着馬。この14着馬も前々走は1着でした。
中でもパールS組が好相性で〔511〕です。
2勝クラスから〔021〕。こちらは3番人気までで勝った馬です。
トップハンデは10年で11頭いて〔111〕。この3頭はすべて関西の5歳馬です。
勝ち馬のハンデは56~50キロで、平均すると52.6キロ。
2着馬は55~50キロで、平均52.8キロ。
3着馬は56~53キロで、平均54.1キロ。
55キロ以上が〔233〕なのに対し、54キロ以下が〔877〕。軽いハンデの馬が頑張っています。
連対20頭中、19頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、例外の1頭は芝1600mのGⅠ桜花賞を勝った、13年の優勝馬マルセリーナです。
また、連対20頭すべてが前走は芝1800m以上のレースから。芝1600mからの馬は3着まで(5頭)となっています。
関西馬が〔1067〕と関東馬を圧倒しており、勝ち馬すべてに阪神芝での勝ちがありました。2着馬で見ると、阪神芝に勝ちがあったのは6頭中4頭です。
ちなみに、関東馬で2着に頑張った4頭中3頭に阪神芝への出走歴がありました。なかったのは当日1番人気に推された15年の2着馬マリアライトでした。
年齢別で見ていくと、3歳〔000〕、4歳〔443〕、5歳〔556〕、6歳〔110〕、7歳〔001〕。
6、7歳で馬券に絡んだ3頭は、すべて10番人気の馬です。
過去10年、このレースで2度馬券圏内に来た馬は皆無です。今年は昨年の勝ち馬ウインマイティーが、このジンクスに挑みますが、果たして?
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.06.15