宝塚記念(日曜・阪神)
上半期のグランプリ。
芝内回り2200m戦、GⅠ。
過去10年、1番人気は〔221〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔355〕、2ケタ人気馬〔023〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みのGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
天皇賞・春から〔432〕。人気、着順は不問です。
大阪杯から〔221〕。4着以内4頭に、3番人気6着馬。
海外GⅠのドバイシーマクラシックから〔112〕。2、3着馬。
同じく、クイーンエリザベスⅡ世Cから〔100〕。3着馬。
目黒記念から〔101〕。共に2着馬。
鳴尾記念から〔130〕。4着以内の馬。
また、外国馬の〔010〕というのもあります。
外国馬も含め、馬券圏内30頭すべてが前走重賞から。
日本馬29頭で見ると、国内GⅠからは着順不問も、GⅡ、GⅢなら4着以内、海外GⅠなら3着以内必須です。
日本馬の連対19頭すべてに芝2000m以上の重賞勝ちがあり、そのうち13頭にGⅠ勝ちが、5頭にGⅡ勝ちがあり、GⅢにしか勝ちがなかったのは21年2着のユニコーンライオンのみ。
これを3着で見ても、9頭にGⅠ、GⅡ勝ちがあり、GⅢ勝ちしかなかったのは18年3着のノーブルマーズだけです。
関西馬が7勝。この7頭すべてに、阪神芝での勝ちがありました。
3勝の関東馬うち、2頭には阪神芝の重賞連対歴があり、なかったのは17年優勝のサトノクラウンのみです。
宝塚記念で上がり最速を記録したのは11頭(17年は最速タイで2頭)。そのすべてが〔650〕と連絡み。内回りコースですが、終いのしっかりした馬を狙えということでしょう。
牝馬は〔416〕。この牝馬11頭のうち、GⅠ勝ちがなかったのは15年2着のデニムアンドルビー(GⅡ勝ち、GⅠ2着あり)だけです。
年齢別で見ると、3歳未出走、4歳〔315〕、5歳〔745〕、6歳〔040〕、7歳〔010〕。
5歳馬が抜けていいようです。
また、7歳で唯一2着の1頭は、18年の外国馬ワーザー。日本馬の好走は6歳までとなっています。
梅雨時で馬場が悪化しているのか、過去10年の勝ち馬10頭のうち、7頭が10~16番枠。枠で見ても、8枠の馬が7勝。
外めの枠がいいことを、頭の中に置いておいて下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.06.21