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勝ち馬は重ハンデ馬、3着には軽ハンデ馬を狙いたいGⅢ【七夕賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

七夕賞(日曜・福島)

芝2000mのハンデ戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔300〕。

6番人気以下〔258〕、2ケタ人気馬〔115〕。

馬連3ケタはなく、万馬券2本。

毎年6番人気以下の伏兵が馬券に絡んでいる、波乱のハンデ重賞です。

 

ステップレースは実に様々。

まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

天皇賞・春から〔011〕。

鳴尾記念から〔211〕。

エプソムCから〔201〕。

新潟大賞典から〔020〕。

その他、安田記念、AJCC、京都記念、中山金杯から勝ち馬が。

海外GⅠのドバイシーマクラシック、目黒記念、福島牝馬Sから2着馬が出ています。

重賞組は人気、着順不問です。

芝のOPから〔223〕。連対4頭ですが、掲示板外しも3頭。

ダートのOPから〔011〕。10着と4着の馬。

芝の3勝クラスから〔001〕。4着馬。

ダートの3勝クラスから〔001〕。8着馬。

2勝クラスから〔001〕。こちらは1番人気1着馬。

ほぼほぼ前走人気と着順は不問と言っていいでしょう。

連対馬はすべて前走OPクラスから。条件戦からは3着までです。

 

トップハンデは10年で15頭いて〔221〕。

勝ち馬のハンデは57.5~54キロで、平均56.35キロ。

2着馬は58~53キロで、平均55.9キロ。

3着馬は58~50キロで、平均54.15キロ。

2着に1頭いる53キロは牝馬、牡馬換算なら55キロ。従いまして、連対は54キロ以上と考えてよさそうです。

ちなみに、勝ち馬10頭中7頭が57キロ以上。残る3頭は56、54、54キロでした。

 

連対20頭中、17頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る3頭には芝1800mまたは芝2000mの重賞連対歴がありました。

また、連対20頭中、18頭に1年以内の勝ちまたは重賞2着がありました。

牝馬は〔010〕。

 

年齢別に見ていくと、3歳の出走なく、4歳〔211〕、5歳〔443〕、6歳〔345〕、7歳〔100〕、8歳〔011〕。

5、6、4歳の順にいいようです。

 

勝ち馬10頭中、7頭が8番枠より内の馬。残る3頭は11、12、16番枠。昨年は大外枠の馬が勝ったように、絶対ではありませんが、やや内枠優勢を覚えておくといいかもしれません。

また、馬券に絡んだ2ケタ人気馬は、すべてハンデ55キロ以下の馬。“2ケタ人気&55キロ以下”は、無条件で押さえてみてはいかがですか?

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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