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人気薄の6歳馬&7歳馬が波乱を演出するハンデGⅢ【函館記念】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

函館記念(日曜・函館)

芝2000mのハンデ戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔301〕。

6番人気以下〔297〕、2ケタ人気馬〔152〕。

馬連3ケタはなく、万馬券3本。

毎年7番人気以下の馬が連絡み。加えて、7番人気以下の伏兵が馬券圏内に2頭というのが8回もあるという、大波乱のハンデ重賞です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

天皇賞・春から〔111〕。

NHKマイルCから〔001〕。

大阪杯から〔001〕。

目黒記念から〔220〕。

金鯱賞から〔100〕。

日経賞から〔010〕。

エプソムCから〔210〕。

鳴尾記念から〔201〕。

新潟記念から〔112〕。

マーメイドSから〔001〕。

重賞組の人気、着順は不問です。

OPの巴賞から〔141〕。人気、着順不問。

都大路Sから〔001〕。2着馬。

3勝クラスから〔001〕。1番人気1着の馬でした。

 

トップハンデは、10年で10頭いて〔120〕。

勝ち馬のハンデは57.5~54キロで、平均すると55.65キロ。

2着馬は58~52キロで、平均55.3キロ。

3着馬は57.5~53キロで、平均55.15キロ。

ちなみにトップハンデで連に絡んだ3頭は、すべて前走重賞3着以内の馬でした。

 

連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。

また、連対20頭中19頭に、OPクラス3着以内(ダートも含む)があり、残りの1頭にも同4着がありました。

さらに、連対20頭中19頭に重賞(ダートも含む)での掲示板があり、そのうち重賞勝ち馬は7頭です。

 

牝馬は〔001〕。

年齢別で見ていくと、3歳〔001〕、4歳〔231〕、5歳〔305〕、6歳〔433〕、7歳〔140〕。6歳馬が最も好成績。

馬券に絡んだ6歳馬10頭中6頭が、また7歳馬5頭中4頭が、7番人気以下の人気薄です。

低評価のベテランには注意が必要です。

 

脚質的に見てみると、逃げ馬は〔301〕ですが、勝ち馬10頭のうち9頭までもが4コーナー4番手以内。残りの1頭も6番手ですから、前に行ける馬から狙いたいところ。

それもあってか、勝ち馬10頭中8頭が、2着馬も8頭が、8番枠より内の馬。内枠優勢を頭の中に置いておいて下さい。

 

最後に〔141〕の巴賞組ですが、この6頭中5頭が函館記念では7番人気以下の低評価。洋芝巧者が、大目標に向かってひと叩き、本番でパフォーマンスを上げてきたとも考えられます。

巴賞組には、じっくりと考察を加えることが必要かもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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