アイビスサマーダッシュ(日曜・新潟)
新潟の開幕を飾る、芝直線1000m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔720〕、2番人気は〔140〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔216〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
1番人気の連対率は9割を誇り、1番人気が連を外した昨年も2番人気が2着を確保している堅めの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
CBC賞から〔301〕。2、3、9着と6着馬。
函館スプリントSから〔112〕。2、3、4着と6着馬。
GⅢ格付け前の葵Sから〔110〕。3着と2着の馬。
OPの韋駄天S組が最もよく〔461〕。連対7頭に、3着馬1頭、4着馬2頭、1番人気9着馬が1頭。
バーデンバーデンCから〔011〕。5着と16着の馬。
ダートのコーラルSから〔100〕。13着馬。
3勝クラスから〔012〕。勝ち馬2頭と、3着馬。
2勝クラスから〔003〕。勝ち馬2頭と、7着馬です。
連対20頭すべてに、ダートを含む1000mまたは1200mでの勝利がありました。
また、連対20頭中16頭にOPクラスの連対歴があり、残りの4頭には芝直線1000mの3着以内がありました。
牝馬は〔666〕。成績は牡馬を上回っており、8年で上位3頭中2頭を占めています。
馬券圏内30頭中、20頭が2ケタ馬番の馬。
また、10年のうち9回は、2ケタ馬番の馬が2頭以上馬券圏内に来ています。
その一方で、6番枠より内の馬も7頭が馬券圏内に。
外枠有利を疑う余地はありませんが、内がまったくダメというわけでもありません。
この内枠で好走の7頭のうち、5頭が当日3番人気までの馬。人気に推された馬なら、枠で嫌わなくてもいいのかもしれません。
年齢別では、3歳〔121〕、4歳〔311〕、5歳〔365〕、6歳〔012〕、7歳〔301〕。
ベテランまで、まんべんなくといったイメージでしょうか。
なお、3歳馬の4頭は、すべて牝馬です。
19年の55秒1を除けば、勝ち時計は53秒8~54秒5。持ち時計のチェックをお忘れなく。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.07.27