セントウルS(日曜・阪神)
芝1200m戦、GⅡ。
中京で行われた20~22年を除く、データは過去7回です。
1番人気は〔430〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
1番人気は連対パーフェクト。なお、中京で行われた3回も、すべて1番人気が勝っています。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
高松宮記念から〔110〕。
北九州記念から〔224〕。
アイビスSDから〔120〕。
その他、海外GⅠのチェアマンズスプリント、ニュージーランドT、キーンランドCから勝ち馬が。
安田記念、CBC賞から2着馬が。
NHKマイルC、函館スプリントS、シルクロードSから3着馬が出ています。
馬券圏内21頭、すべて前走は重賞から。
その中で、人気、着順のいずれかが“4”より小さかった馬が19頭。
どちらも“5”以上だった馬は2頭。その2頭は芝1600mのGⅠ、GⅡを走っていた馬です。
前走GⅢ組が最も多く、15頭。
詳しく見ていきましょう。
3着以内が8頭、4着が2頭。
5着以下だった馬たちも人気で見ると、1番人気が3頭、2番人気1頭、4番人気1頭。
GⅢ組のカギを握る数字は“4”?
取捨選択に困ったら、参考にしてみて下さい。
連対14頭中、13頭に芝1200mでの勝ちがあり、例外の1頭は19年優勝のタワーオブロンドン。この馬、芝1200mの重賞に2着と3着がありました。
また、連対14頭中、11頭に芝1200mの重賞での連対歴があり、勝ち馬は9頭。
残りの3頭は、すべて芝1200mで2勝以上を挙げていました。
牝馬は〔124〕。
年齢別で見ておくと、3歳〔121〕、4歳〔300〕、5歳〔341〕、6歳〔004〕、7歳〔011〕。
勝ち馬は3~5歳の3世代に限られます。
脚質的には、逃げ馬が〔310〕。中には10番人気で逃げ切った馬もいます。前残りに注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.09.07