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単複回収率ともに100%超え、勝ち数の半数を占める牝馬に妙味のあるGⅡ【オールカマー】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

オールカマー(日曜・中山)

芝2200m戦、GⅡ。

新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。

 

1番人気は〔221〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔133〕。

6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。

馬連3ケタ2回、万馬券1本。

昨年こそ、5、6、7番人気の1~3着でしたが、それ以前は毎年1~3番人気が連に絡む堅めの重賞でした。今年はどちらのオールカマー?

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

宝塚記念から〔222〕。

天皇賞・春から〔200〕。

海外GⅠのクイーンエリザベスⅡ世Cから〔011〕。

目黒記念から〔002〕。

小倉記念から〔110〕。

その他、ヴィクトリアマイル、海外GⅠのドバイシーマクラシック、新潟大賞典、マーメイドSから勝ち馬が。

安田記念、京都記念、札幌記念、七夕賞から2着馬が。

AJCCから3着馬が出ています。

重賞組は人気、着順不問です。

OPの札幌日経OPから〔001〕。4着馬。

福島テレビOPから〔001〕。2番人気6着馬。

3勝クラスから〔010〕。1番人気1着馬でした。

馬券圏内27頭中、前走の着順または人気が“5”以内だった馬が25頭。残る2頭は宝塚記念7、8着馬。取捨選択のカギとなる数字は“5”かもしれません。

 

連対18頭すべてに、芝2000~2200mでの勝ち、または同距離重賞の2着がありました。

また、連対18頭中、16頭に重賞連対歴があり、そのうち重賞勝ち馬は13頭。重賞に連対がなかった2頭は、重賞3着を持つ22年2着のロバートソンキーと、中山3勝とコース巧者の13年優勝馬ヴェルデグリーンです。

中山の芝に勝ちがあったのは10頭。中山芝の重賞に5着以内があったのが4頭。3頭はここが初の中山の芝で、中山芝に出走歴がありながら好走がなかったのは16年2着のサトノノブレスのみです。

 

年齢別に見ていくと、3歳の出走はなく、4歳〔442〕、5歳〔535〕、6歳〔021〕、7歳〔001〕。

5歳と4歳の2世代が中心のよう。

牝馬は〔531〕。すべて重賞連対歴がありました。

 

オールカマーは“なんでもこい”の意味。レース名とは裏腹に格がモノを言うGⅡなんですが、現在4年連続で、前走GⅠ(宝塚記念、天皇賞・春)掲示板組が1番人気で敗れています。

このあたりに、好配当をゲットするためのヒントが隠れているかもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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