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逃げる馬を探し出して馬券に絡めたいGⅡ【毎日王冠】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

毎日王冠(日曜・東京)

芝1800m戦、GⅡ。

過去10年、1番人気は〔700〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔131〕。

6番人気以下〔123〕、2ケタ人気馬〔011〕。

馬連3ケタ6回に、万馬券1本。

現在、1番人気が5連勝中です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

安田記念から〔332〕。3着以内7頭に、4着馬1頭。

ダービーから〔210〕。2着2頭に、8着馬1頭。

海外GⅠのクイーンエリザベスⅡ世Cから〔100〕。3着馬。

宝塚記念から〔011〕。16着と8着の馬。

札幌記念から〔110〕。5着と1着の馬。

中山記念から〔101〕。8着と5着の馬。

エプソムCから〔222〕。勝ち馬4頭に、4着と6着の馬。

関屋記念から〔021〕。3着以内2頭に、7着馬。

新潟大賞典から〔001〕。2着馬。

新潟記念から〔001〕。3着馬。

OPのメイSから〔001〕。1番人気1着馬。加えて、この馬には連勝の勢いがありました。

 

連対20頭中、18頭に重賞勝ちがあり、残る2頭は、重賞2着に加えOP勝ちがあった14年2着のサンレイレイザーと、2走前に3勝クラスを勝ち前走重賞4着だった22年2着のジャスティンカフェです。

勝ち馬10頭には、すべて重賞勝ちがあったことになります。

また、連対20頭中、13頭にGⅠ連対歴がありました。

さらに、連対20頭すべてに左回りでの勝ちがあり、そのうち18頭に東京芝での勝ちが、2頭に東京芝のOPクラスでの3着以内がありました。

加えて、連対20頭中、15頭に芝1800m以上での勝ちがあり、4頭に芝1800m以上のOPクラスでの3着以内がありました。

例外の1頭は、芝1800mのGⅢエプソムCでクビ、クビ、クビ差の4着があった22年の2着馬ジャスティンカフェです。

 

牝馬は〔210〕。

年齢別に見ておくと、3歳〔310〕、4歳〔336〕、5歳〔333〕、6歳〔130〕、7歳〔001〕。

3~5歳の3世代が中心のよう。

 

馬券圏内30頭中、24頭の前走が6月以前のレース。7月以降のレースだった馬は6頭しかいません。

実績馬が秋の復帰初戦から好走する。そんなレースなのかもしれません。

 

逃げ馬は〔221〕。半数が馬券に絡んでいます。

開幕週の絶好の馬場。なかなか前が止まらないことも、頭の中に置いておきたいところです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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