チャンピオンズC(日曜・中京)
下半期のダートチャンピオン決定戦。ダート1800m戦、GⅠ。
名称が変わり、舞台を中京に移したのが14年のこと。
従いまして、データは過去9年です。
1番人気は〔230〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔133〕。
6番人気以下〔325〕、2ケタ人気馬〔103〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1~3番人気が連絡み。その一方、9回中8回で、6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
交流GⅠのJBCクラシックから〔432〕。4着以内の馬。
JBCレディスクラシックから〔100〕。2着馬。
JBCスプリントから〔001〕。2着馬。
南部杯から〔221〕。掲示板3頭に、3番人気6着と5番人気9着の馬。
交流GⅡの日本テレビ盃から〔100〕。勝ち馬。
シリウスSから〔100〕。勝ち馬。
みやこSから〔024〕。4着以内4頭に、1番人気14着と2番人気15着の馬。
武蔵野Sから〔020〕。勝ち馬と3番人気7着馬。
エルムSから〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内27頭すべて、前走重賞から。人気または着順のいずれかが、“5”以内必須です。
勝ち馬9頭中、7頭がGⅠ(JpnⅠ)で掲示板確保の馬。残る2頭はGⅡ(JpnⅡ)勝ちとGⅢ勝ちの馬でした。
連対18頭中、13頭にGⅠ勝ちがあり、1頭にはGⅠ2着がありました。残る4頭は、ここが初めてのGⅠ出走でした。
また、勝ち馬9頭と2着馬7頭に、左回りのダート重賞での連対歴がありました。
加えて、馬券圏内18頭すべてに、ダート1800m以上の重賞での3着以内がありました。
ダートGⅠに出走経験がありながら、3着以内がない馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔100〕。
年齢別に見ていくと、3歳〔221〕、4歳〔201〕、5歳〔323〕、6歳〔242〕、7歳〔012〕。
昨年もこのレースに出ていた5歳以上の馬なら、昨年の成績は掲示板が欲しいところ。外していた馬は3着に2頭だけです。
勝ち馬9頭すべてが11番枠より内の馬。さらに言えば、8頭が9番枠より内の馬でした。
14~16番枠の馬の馬券圏内はありません。
過去の好走馬が2度、3度と好走するのも特徴のひとつ。具体的に見ていきましょう。
15年3着サウンドトゥルー、翌16年優勝。
17年勝ったゴールドドリーム、19年2着、翌20年も2着。
19年3着インティ、翌20年も3着。
20年勝ったチュウワウィザード、翌21年2着。
今年は、一昨年の勝ち馬テーオーケインズと、昨年2着のクラウンプライドが出走予定。要注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.11.29