中山金杯(土曜・中山)
芝2000mのハンデ戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔413〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔064〕、2ケタ人気馬〔003〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
勝つのは5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠのマイルCSから〔110〕。9着と7着の馬。
エリザベス女王杯から〔010〕。11着馬。
菊花賞から〔001〕。15着馬。
GⅡのアルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。
GⅢのチャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔134〕。掲示板7頭に、12着馬。
福島記念から〔111〕。勝ち馬2頭に、4着馬。
OPのディセンバーSから〔122〕。掲示板確保の馬。
リゲルSから〔100〕。3着馬。
3勝クラスから〔212〕。すべて芝2000m戦での勝ち馬です。
前走がGⅠなら、人気、着順は不問ですが、GⅡ以下なら掲示板は欲しいところ。
4回中京施行時の金鯱賞を除き、例外は20年3着のテリトーリアルのみ(チャレンジC12着)。とはいえ、この馬も前々走ではリステッド競走1着でした。
トップハンデは10年で11頭いて〔321〕。
勝ち馬のハンデは58~54キロで、平均すると57.3キロ。
2着馬は58~53キロで、平均56.45キロ。
3着馬は57.5~53キロで、平均55.55キロ。
ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均は14~22年のハンデにそれぞれ1キロ加えた重量で算出しています。
勝ち馬は54キロ以上、今年なら55キロ以上。
馬券圏内は53キロ以上、今年なら54キロ以上となります。
重いハンデは実力の証しといったところでしょうか。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中11頭に重賞勝ちがあり、残る9頭にも重賞掲示板がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔332〕、5歳〔332〕、6歳〔343〕、7歳〔103〕。
明け4歳から7歳までの3世代でまんべんなくといった感じでしょうか。
最後に、勝ち馬10頭すべてが11番枠より内の馬。
そのうち9頭が1ケタ馬番の馬ですから、内枠優勢を覚えておくといいかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2024.01.05