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Data for Win! 勝ち馬の86%は一ケタ馬番の内枠有利GⅢ【京都金杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

Text:長谷川雄啓

京都金杯(土曜・京都)

芝1600mのハンデ戦、GⅢ。

21~23年は中京での施行。従いまして、データは京都で行われた14~20年の7回で見ていきたいと思います。

 

1番人気は〔211〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔210〕。

6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタはなく、万馬券1本。ひと捻り必要なハンデ戦です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

GⅠのマイルCSから〔030〕。

GⅡの阪神Cから〔012〕。

GⅢのチャレンジC(芝1800m時代)から〔110〕。

その他、GⅠ菊花賞、GⅡ毎日王冠から勝ち馬が。

GⅢ中日新聞杯から2着馬が。

GⅢターコイズSから3着馬が出ています。

重賞組は、人気、着順不問です。

OPのリゲルSからが最も良く〔401〕。掲示板確保の馬。

タンザナイトSから〔001〕。2着馬。

キャピタルSから〔001〕。5着馬。

3勝クラスから〔011〕。こちらは勝ち馬です。

 

トップハンデは7回で10頭いて〔012〕。

勝ち馬のハンデは57~53キロで、平均すると54.93キロ。

2着馬は57.5~54キロで、平均56.21キロ。

3着馬は58~54キロで、平均55.36キロ。

53キロで勝ったのは2頭の牝馬。他は55キロ以上の牡馬でした。

従いまして、勝ち馬は牡馬55キロ以上、牝馬53キロ以上。馬券圏内は牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上。

23年に基礎重量が1キロ増になったので、今年は、勝ち馬は牡馬56キロ以上、牝馬54キロ以上。馬券圏内は牡馬55キロ以上、牝馬54キロ以上となります。

トップハンデの馬は勝ち切れませんが、ハンデはある程度背負わされているほうがよさそうです。

 

連対14頭中、12頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る2頭には芝1800mに勝ちがありました(14年1着エキストラエンド、17年2着ブラックスピネル)。

また、連対14頭中12頭に重賞3着以内またはOPクラスでの勝ちがあり、残る2頭は芝1600mでの複勝率が80%を超えていました(14年2着オースミナイン、20年1着サウンドキアラ)。

 

牝馬は〔201〕。

年齢別で見ておくと、明け4歳〔222〕、5歳〔221〕、6歳〔222〕、7歳〔011〕、8歳〔001〕。

7、8歳で馬券に絡んだ3頭のハンデは57~58キロ。重いハンデのベテランに注意ということでしょうか。

 

最後に、勝ち馬7頭中、6頭が1ケタ馬番の馬。

例外の1頭は12番枠でしたが、1番人気に推されていた馬です。

内枠優勢、外なら上位人気を覚えておきたいところです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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