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連対の93%は関西馬という極端な西高東低GⅠ【大阪杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

Text:長谷川雄啓

大阪杯(日曜・阪神)

芝内回りの2000m戦、GⅠ。

GⅠに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去7年です。

 

1番人気は〔212〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。

6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券2本。

毎年1~3番人気が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは、20年のみ。ひと捻り必要なGⅠです。

 

ステップレースを見ていきましょう。

GⅠの有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。

秋華賞から〔010〕。3着馬。

ジャパンCから〔001〕。2着馬。

海外GⅠの香港Cから〔100〕。2番人気7着馬。

GⅡの金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭に、3番人気6着馬。

中山記念から〔112〕。掲示板3頭に、2番人気11着馬。

京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。

神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。

GⅢのチャレンジCから〔100〕。勝ち馬。

小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬です。

 

馬券圏内21頭すべて、前走は重賞でした。

そこで1~3番人気に推されていた馬が19頭。残る2頭も4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”以上の数字だった馬の馬券圏内はありません。

 

馬券圏内21頭中、20頭に重賞勝ちがあり、残りの1頭にも重賞2着がありました。

また、12頭に芝2000mのGⅠ3着以内があり、8頭に芝1800~2200mの重賞勝ちが、残る1頭には芝2000mのGⅡ勝ちがありました。

連対14頭で見ても、GⅠ勝ちが8頭に、GⅠに2、3着のある馬が3頭。残る3頭は、5連勝でGⅢを勝って臨んだ21年の勝ち馬レイパパレ、GⅡに2着がある22年の勝ち馬ポタジェ、GⅡ2勝を含め芝2000mで7勝を挙げていた23年の勝ち馬ジャックドール。重賞実績のハードルは高めに設定してよさそうです。

加えて、阪神芝での重賞に3着以内を持つ馬が11頭、残りの3頭には阪神芝2000mでの勝ちがありました。

ちなみに、近3年の勝ち馬はGⅠ実績がありませんでしたが、阪神芝2000mでの勝ちがありました。

コース実績も重要なポイントになりそうです。

 

牝馬は〔230〕。当日4番人気までに推されていた馬。現在、4年連続連対中です。

年齢別で見ておくと、4歳〔235〕、5歳〔532〕、6歳〔010〕。

馬券圏内のほとんどを4、5歳馬が占め、6歳馬は2着に1頭だけ。7歳以上の馬の馬券圏内はありません。

 

関西馬が〔766〕、関東馬は〔011〕。阪神実績が影響しているのか、関西馬が関東馬を圧倒しています。

ちなみに、関東馬で馬券に絡んだ2頭は、共に当日1番人気に推された馬でした。

 

枠順ですが、勝ち馬7頭中、6頭までもが1ケタ馬番の馬。内枠有利は頭の中に置いておきたいところ。

また、勝ち馬7頭すべてが、4コーナー5番手までの馬。逃げ、先行有利を覚えておきましょう。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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