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ジャスティンミラノ、ビサンチンドリーム、メイショウタバルは苦しい! キャリア3~4戦馬が馬券内90%【皐月賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

皐月賞(日曜・中山)

3歳クラシック第1弾。芝2000m戦、GⅠ。

過去10年、1番人気は〔213〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔131〕。

6番人気以下〔325〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券1本。

残る5回も、3000~8000円台ですから、波乱含みのGⅠと言えそうです。

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは3つのTRから。

GⅡのスプリングSから〔112〕。連対馬。

弥生賞から〔052〕。4着以内の馬。

OP(L)の若葉Sから〔011〕。連対馬。

その他、GⅠのホープフルSから〔200〕。勝ち馬。

朝日杯FSから〔010〕。勝ち馬。

GⅡの東京スポーツ杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。

GⅢの共同通信杯から〔503〕。連対7頭に、1番人気5着馬。

京成杯から〔101〕。勝ち馬。

毎日杯から〔100〕。勝ち馬。

アーリントンCから〔010〕。勝ち馬。

きさらぎ賞から〔001〕。勝ち馬。

馬券圏内30頭すべて、前走掲示板確保の馬。

なかでも、前走で連を外していたのは3頭のみ。弥生賞(3、4着)以外では、21年3着ステラヴェローチェ(共同通信杯1番人気5着)だけです。

また、馬券圏内30頭のうち、前走3番人気以内に推されていた馬が23頭。残る7頭のうち、弥生賞は5番人気まで。弥生賞以外なら、1着で人気は不問となります。

 

連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着が。残る2頭にもOP勝ちがありました。OP実績は必須です。

また、連対20頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭はここまで芝1600mで3戦3勝、GⅠ朝日杯FSを含む重賞2勝の馬でした。

これを3着で見ても、芝1800m、2000mに勝ちがなかったのは2頭だけです。

さらに、連対20頭すべてが2勝以上の馬。

3着で見ても、1勝馬は1頭のみです。

加えて、連対20頭中、19頭がここまで掲示板を外したことのなかった馬です。

 

キャリア6戦以上の馬は、3着に1頭のみ。

キャリア3~5戦で〔999〕。勝ち馬で見れば、3、4戦の馬で8勝です。

近5年は非TR組が優勝しています。

 

牝馬は〔000〕。

今年はレガレイラが出走予定。1947年トキツカゼ、48年ヒデヒカリ以来、76年ぶり3頭目の牝馬の皐月賞制覇なるか? 注目です。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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