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”前走オークス組”と”前走1勝クラス勝利組”は互角と見ていいGⅡ【ローズS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

ローズS(日曜・中京)

3歳牝馬による秋華賞TR。芝2000m戦、GⅡ。

上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。

例年、阪神の芝1800mで行われてきたレースですが、20~22年と同じく、今年は中京芝2000mでの施行。

データは過去10年で見ていきたいと思います。

過去10年、1番人気は〔321〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔101〕。

6番人気以下〔365〕、2ケタ人気馬〔042〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券4本。

毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ている、波乱の牝馬TRです。

ステップレースを見ていきましょう。

GⅠのオークスから〔623〕。掲示板8頭に、7、13、15着の馬。

GⅡのフローラSから〔010〕。14着馬。

2勝クラスから〔025〕。3番人気までで4着以内の馬が6頭に、1番人気6着馬。

1勝クラスから〔442〕。4番人気までで勝った馬が9頭に、2番人気2着馬。

未勝利から〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬です。

連対20頭中、前走で掲示板を外していたのは4頭。これらすべて、オークス、フローラS組ですが、この4頭には重賞3着以内またはOPクラスの勝ちがありました。

また、連対20頭中14頭に芝1800m以上での勝ちがあり、残りの6頭にも芝1600mでの勝ちがありました。

さらに、連対20頭中、重賞に出走歴があったのが13頭。そのうち3着以内があったのが8頭です。

重賞経験がなかった7頭の前走は、古馬混合の条件戦勝ちが5頭、2着が1頭。もう1頭は未勝利勝ちの馬でした。

11頭を馬券圏内に送り込んでいるオークス組ですが、前々走を見ると、10頭が重賞掲示板かOPクラス勝ち。例外の1頭は、桜花賞4番人気10着の馬。

昨年を除く9回で、オークス組が馬券に絡んでいます。要注目です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

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