天皇賞・秋(日曜・東京)
古馬最高峰のレース。芝2000m、GⅠ。
過去10年、1番人気は〔711〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔045〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
1~3番人気で9勝。残る1頭は5番人気。
毎年1、2番人気のいずれかが連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの宝塚記念から〔232〕。3着以内4頭に、5着馬1頭。あとは1番人気と3番人気に推された馬が1頭ずつ。
安田記念から〔221〕。3着以内3頭に、2番人気に推された馬が2頭。
ダービーから〔201〕。2着馬2頭と、1番人気4着馬。
天皇賞・春から〔010〕。勝ち馬。
大阪杯から〔010〕。3着馬。
GⅡの札幌記念から〔121〕。連対馬。
毎日王冠から〔114〕。3着以内4頭に、5着と7着の馬。
京都大賞典から〔100〕。勝ち馬。
オールカマーから〔100〕。勝ち馬。
セントライト記念から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内30頭すべて、前走でGⅠまたはGⅡを走っていました。
前々走を見ても、GⅠ、GⅡ以外を走っていたのは1頭だけ。その1頭はOP特別を1番人気で1着でした。
また、2戦続けて掲示板を外していた馬の馬券圏内はありません。
連対20頭中、19頭が前走3着以内または3番人気までに推されていた馬。例外の1頭も、前々走では海外GⅠで2着になっています。
これを3着で見ても、例外は1頭だけ。前走GⅠ5着だった17年の3着馬レインボーラインです。
さらに、連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、そのうち15頭は東京芝の重賞勝ち馬です。
連対20頭の重賞実績を見ていくと、国内外のGⅠ勝ちが16頭、GⅡ勝ちが3頭。重賞勝ちがなかった1頭にも、重賞3着が3回ありました。
加えて、連対20頭中15頭に芝2000mでの勝ちがあり、4頭に東京芝2000mの重賞での2、3着がありました。例外の1頭は、東京芝1800mの重賞に勝ちがあり、皐月賞、ダービー共に2着だった22年の勝ち馬イクイノックスです。
近年の傾向を見てみると、近8年の連対16頭中、15頭が前走で1、2番人気に推されていました。例外の1頭も3番人気。この馬は天皇賞・秋では2着でした。
近5年は前走1、2番人気だった馬が馬券圏内を独占。
近7年の勝ち馬は、すべて東京芝2400mのGⅠに連対歴を持つ馬でした。
牝馬は〔213〕。このうち5頭が当日1、2番人気に推されており、例外は6番人気で3着だった19年のアエロリットです。
年齢別では、3歳〔202〕、4歳〔364〕、5歳〔544〕。
馬券に絡むのは3世代。5、4、3歳の順にいいようです。
関東馬が〔825〕、関西馬が〔285〕。関東馬が優勢で、現在6連勝中です。
外枠不利が言われる東京芝2000m戦。それを象徴するかのように、勝ち馬のすべてが1ケタ馬番の馬。10番枠から外は〔024〕。内枠の馬を狙いたいところです。
最後に、前年の好走馬が、再びの好走を見せることも多いよう。
14年3着イスラボニータ、15年も3着。
15年2着ステファノス、16年3着。
19年勝ったアーモンドアイ、20年連覇。
22年勝ったイクイノックス、23年連覇。
今年は昨年2着のジャスティンパレスが出走予定。注目です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
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『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
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2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!
公開日:2024.10.24