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危険な人気馬! 初のマイル戦となるブレイディヴェーグはデータ的に2着すらない!【マイルCS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

マイルCS(日曜・京都)

秋のマイル王決定戦。芝外回り1600m戦、GⅠ。

阪神で行われた20~22年を除く、データは過去7回です。

1番人気は〔011〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔230〕。

6番人気以下〔105〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。

馬連3ケタ1回に、万馬券なし。

毎年1~3番人気が連絡み。軸は人気馬でよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。

GⅠの安田記念から〔100〕。勝ち馬。

スプリンターズSから〔100〕。2着馬。

天皇賞・秋から〔012〕。4着以内の馬。

GⅡの富士S(GⅢ時代も含む)から〔330〕。掲示板5頭に、1番人気7着馬。

毎日王冠から〔203〕。4着以内3頭に、2、3番人気(5着、7着)に推されていた馬。

スワンSから〔021〕。3着以内の馬。

札幌記念から〔001〕。勝ち馬。

GⅢの京成杯AHから〔010〕。勝ち馬。

馬券圏内21頭、すべて前走は重賞から。

前走で掲示板を外していたのは2頭。1番人気7着と3番人気7着の馬で、勝ち馬との着差はそれぞれ0秒3、0秒5でした。

前走GⅠ以外なら5番人気以内必須。

前走で馬券圏内を外していた馬も、巻き返すには5番人気以内必須です。

連対14頭すべてに芝1600mでの勝ちがありました。

また、連対14頭すべてに芝1600mの重賞での3着以内がありました。

さらに、連対14頭中、12頭にGⅠ3着以内があり、そのうち10頭には芝1600mのGⅠに3着以内がありました。

牝馬は〔100〕。阪神で行われた3年では牝馬が〔201〕ですから、牝馬というだけで大きく割り引く必要はなさそうです。

年齢別では、3歳〔201〕、4歳〔332〕、5歳〔134〕、6歳〔110〕。4歳馬がいいようです。

このレース、過去の好走馬が繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に挙げていきましょう。

14年勝ったダノンシャーク、実は13年の3着馬。

14年2着フィエロ、翌15年も2着。

15年3着イスラボニータ、翌16年2着。

17年勝ったペルシアンナイト、翌18年2着、19年3着。

京都から阪神へ場を跨ぎますが、19年勝ったインディチャンプ、20年2着。

20年勝ったグランアレグリア、翌21年連覇。

21年3着ダノンザキッド、翌22年2着。

今年は昨年の優勝馬ナミュールと2着馬ソウルラッシュ、一昨年の勝ち馬セリフォスが出走を予定しています。要注目です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

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