SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • SPORTS COLUMN
  • 馬券になった馬の76%は2勝馬!【ホープフルS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

馬券になった馬の76%は2勝馬!【ホープフルS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去7年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

ホープフルS(土曜・中山)

2歳中距離王決定戦。芝2000m戦、GⅠ。
GⅠに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去7年です。

1番人気は〔500〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
この万馬券は6万馬券。3連単は246万馬券と大波乱でしたが、残りの2回も1000円台と、基本的には堅めのGⅠです。

ステップレースを見ていきましょう。
(GⅢ時代も含む)GⅡの東京スポーツ杯2歳Sから〔301〕。勝ち馬3頭に、4着馬1頭。
デイリー杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
GⅢの京都2歳Sから〔120〕。3番人気までで連対の馬。
OPの萩Sから〔210〕。1、2番人気で連対の馬。
アイビーSから〔111〕。勝ち馬2頭に、3着馬1頭。すべて1、2番人気の馬。
芙蓉Sから〔001〕。4番人気1着馬。
ダートのカトレアSから〔001〕。4番人気15着馬。
1勝クラスから〔022〕。すべて勝ち馬で、1番人気3頭に、3番人気1頭。
新馬勝ちから〔001〕。3番人気で勝ち上がった馬。
勝ち馬7頭はすべて、前走でOPクラスを走っていた馬です。

馬券圏内21頭中、前走芝を走っていた馬が20頭。前走1着が15頭、2着が3頭、3着1頭、4着1頭。すべて4着以内の馬です。
例外として、ダート15着という馬が1頭います。

馬券圏内21頭中、18頭に芝1800m以上に勝ちがありました。
なかったのは、デビューから芝1600mを2戦2勝で重賞も勝った、17年2着のジャンダルム。
ダート1700mに勝ちがあり、前走東京スポーツ杯2歳Sに4着があった、22年の勝ち馬ドゥラエレーデ。
ダート1800mで勝ち上がり、同距離のJBC2歳Sに2着があった、23年3着のサンライズジパングの3頭です。

馬券圏内21頭中、2勝馬は16頭。
1勝馬5頭のうち、4頭にはダートも含むOPクラス4着以内がありました。例外の1頭は、新馬勝ち即からの17年3着ステイフーリッシュでした。

OP未経験馬は2着まで。
OP経験があっても、前走OPで勝ち馬から0秒3以上離されていた馬は3着までとなっています。

牝馬は〔100〕。当日1番人気に推された馬です。
キャリア1戦の馬は3着に1頭のみ、キャリア5戦以上の馬は2着に1頭のみです。
関西馬が〔663〕、関東馬が〔114〕。関西馬が関東馬を圧倒しています。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

  • この記事を共有する!