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内枠に入った馬は外せない! 馬番①~④のどれかが馬券になる確率90%!!【フェアリーS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

フェアリーS(日曜・中山)

明け3歳の牝馬による芝1600m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔020〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔376〕、2ケタ人気馬〔310〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
勝つのは5番人気以内か、2ケタ人気の馬と両極端。中でも1、2番人気が大不振という、波乱の牝馬重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの阪神ジュベナイルフィリーズから〔100〕。14着馬。
GⅡの京王杯2歳Sから〔001〕。3着馬。
GⅢのアルテミスSから〔101〕。13着と6着の馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔381〕。4着以内10頭に、8着と9着の馬。ただし、この掲示板外しの2頭は15、16年のもの。近8年の好走馬10頭は、4着以内を確保しています。
新馬勝ちから〔005〕。4番人気までで勝ち上がった馬。
芝の未勝利勝ちから〔421〕。4番人気までで勝ち上がった馬。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。1番人気で勝ち上がった馬です。

前走重賞組は5頭。掲示板外しも4頭いますが、5頭すべて、前々走は1着の馬です。
連対20頭中、19頭が重賞連対歴もOP勝ちもない馬。例外の1頭は23年の勝ち馬キタウイング(GⅢ新潟2歳S優勝)です。
また、連対20頭中、13頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦に4着以内がありました。残る3頭中、2頭は芝1600m戦が初めてで、芝1400mに連対歴があった馬。1頭は芝1600m戦が新馬の1回だけで、その時4着だった馬です。

関東馬〔9810〕、関西馬〔120〕。関東馬が関西馬を圧倒しています。
キャリアは不問です。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
2着の10頭に着目すると、1勝クラスから8頭、未勝利勝ちから2頭。ゆえに2着には、“4番人気以内で1勝クラスを4着以内”、または“4番人気以内で未勝利を勝ち上がった”馬の中から、伏兵をえらんで狙ってみると面白いかも?
さらに、10年の中で9回は1~4番枠の馬が馬券に絡んでいます。特に1番枠の馬は6回も来ています。内枠有利を覚えておくといいかもしれません。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

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