SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • SPORTS COLUMN
  • フリームファクシ、サンライズフレイムに黄色信号!? 意外にも前走OP特別からの勝ち馬なし!【根岸S】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

フリームファクシ、サンライズフレイムに黄色信号!? 意外にも前走OP特別からの勝ち馬なし!【根岸S】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

根岸S(日曜・東京)

ダート1400m戦、GⅢ。
過去10年、1番人気は〔620〕、2番人気は〔124〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
10回中、9回で1または2番人気が連対。残る1回も4番人気が2着ですから、軸は人気馬でよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅠのチャンピオンズCから〔213〕。人気、着順は不問。
芝GⅠのマイルCSから〔100〕。14着馬。
交流GⅠのJBCスプリントから〔010〕。2着馬。
GⅢの武蔵野Sから〔321〕。3着以内4頭に、4着と14着の馬。
カペラSから〔210〕。連対馬。
交流GⅢの兵庫ゴールドTから〔100〕。勝ち馬。
OPから〔056〕。3着以内の馬。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬です。

OPからの勝ち馬はなく、2着まで。
3勝クラスからの1頭は、24年の勝ち馬エンペラーワケア。この馬、ここまでダートで5戦4勝2着1回と連対パーフェクト。加えて、連勝の勢いがありました。

連対20頭で見ると、近2走のいずれかで連対していた馬が17頭。3着のある馬が2頭に、4着のある馬が1頭。
これを馬券圏内30頭に広げても、すべて近2走のいずれかで掲示板を確保していました。
近走好走は、重要なポイントのようです。

連対20頭中、16頭にダート1400mでの勝ちがあり、2頭はダート1600mの勝ち馬(18年1着ノンコノユメ、23年2着ギルデッドミラー)、1頭はダート1200mの重賞勝ち馬(19年1着コパノキッキング)です。残る1頭は、ここが初ダートの馬(20年1着モズアスコット)でした。

また、連対20頭中、17頭にダート重賞の連対またはOPクラスでの勝ちがあり、1頭にはダート重賞3着がありました(16年1着モーニン)。
残る2頭のうち1頭は、ここが初ダートだった20年1着のモズアスコットですが、この馬には芝GⅠの安田記念勝ちがありました。もう1頭は24年1着のエンペラーワケアですが、前述のような戦績で、ここが初のOPクラスでした。
OPクラスでの好走歴、もしくはそれに匹敵するような勢いが必要ということでしょう。

牝馬は〔010〕。セン馬は〔220〕。
また、関西馬が〔8109〕、関東馬が〔201〕。関西馬が優勢です。

年齢別では、4歳〔322〕、5歳〔322〕、6歳〔333〕、7歳〔010〕、8歳〔023〕。
4~6歳が中心ですが、2、3着に5頭いる8歳馬に注目。その人気は6、9、10、10、15番人気ですから、人気薄の8歳馬を穴と狙ってみるのも面白いかと思います。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

  • この記事を共有する!