夏の短距離重賞といえば牝馬優勢とイメージする競馬ファンが多いだろう。
そのイメージは決して間違ってはいないが、こと6月のこのレースにはまだ当てはまらない歴史がある。
過去10年の成績を見てみると、牡・騸馬[8・7・4・70]は連対率14%、複勝率21%に対して、牝馬[2・3・6・41]で連対率9.6%、 複勝率21%。
複勝率は全くの互角だが、連対率は牡・ 騙馬の方がいい。
特に近年の牝馬は低調度合いに拍車がかかり、18年以降の過去4年は[0・1・2・17]で連対率は5%。
この中には①~③人気が8頭も含まれていて、馬券になった3頭は全て①~③人気で④人気以下の穴馬は全滅。複勝回収率は26%と馬券効率は非常に悪い。
ナムラクレアやシゲルピンクルビーといった牝馬が人気になりそうな今年の函館スプリントS。
「夏は牝馬」という格言は決して間違いではないのだが、こと函館スプリントSに限っては全く当てはまらないということを覚えておこう。
公開日:2022.06.08