関西馬にとって鬼門のレース!?
今週のJRA開催は3日間あり、最後の3日目に中山競馬場で3歳牝馬限定の「フェアリーステークス(GⅢ)」が開催される。
過去の勝ち馬ではプリモシーンのように重賞タイトルを幾つも獲る馬や、勝てなかったが2着と好走したアエロリットがGⅠ馬になるなど、3歳牝馬にとっては重要なレースである。
そこで、過去10年のデータからどの馬が勝ちに近いのかを導き出してみよう!!
①関東馬vs関西馬は!?
まず特筆すべきことは、過去10年では関東馬しか勝っていないということだ。やはりこの時期の輸送は3歳牝馬にとって過酷なもので、輸送距離が少ない関東馬有利となる。
そうなると、①エバーシャドネー、⑩スプリットザシー、⑬ヴァンルーラー、⑮テーオーシャルマンの4頭が消えることに。
②前走距離別
前走でどの距離を走っていたかだが、これも同距離(1600m)が9勝と他を圧倒しており、残りの1勝は距離延長組。距離短縮組は消しでも構わないデータとなっている。
今回出走する馬で距離短縮組は、⑦ブルトンクール、⑧ライラック、⑭ポケットシンデレラが消えることに。また距離延長組も1勝しかしておらず、⑤スクルトゥーラ、⑪ウラカワノキセキ、⑫ユキヤナギ、⑮テーオーシャルマンも厳しいと言わざるを得ない。
③キャリア別成績
キャリア2戦組が4勝と筆頭で、次いで1戦組と7戦組の2勝、最後に3戦組と5戦組の1勝となっている。
ここでは、⑩スプリットザシー、⑪ウラカワノキセキ、⑮テーオーシャルマン、⑯フィールシンパシー、ライラックが2戦組となっている。
以上のデータから、関東馬で前走1600mを走ったキャリは2戦の馬は1頭のみとなった。
それは、田辺騎手騎乗の⑯フィールシンパシーである。
果たして、データ通り⑯フィールシンパシーは勝てるのか!?
発走は1月10日、中山競馬場11R/15時35分予定。
公開日:2022.01.09