3歳牝馬頂上決戦。
いよいよ5月23日にオークスが開催される。
何と言っても注目は白毛のアイドルホース⑪ソダシが、昨年のデアリングタクトに続いて無敗2冠馬となるかだ。
過去に無敗でオークスを制したのは6頭のみ。
1943年クリフジ、1946年ミツマサ、1957年ミスオンワード、2006年カワカミプリンセス、2019年ラヴズオンリユー、2020年デアリングタクト。
ここ2年は無敗馬の勝利が続いているが、1984年のグレード制導入後に15頭の無敗馬がオークスに挑戦して、勝ったのはカワカミプリンセス、ラヴズオンリユー、デアリングタクトの3頭のみと、狭き門となっている。
そこで、⑪ソダシが史上7頭目の無敗オークス馬となれるのか、過去のデータから検証してみよう。
・過去10年でオークス勝ち馬は、前走・桜花賞組と忘れな草賞組しかおらず、フローラS組やスイートピーS組には不利な傾向がある。
・勝ち馬の前走着順は1着が最多で、次に3着の馬が多い。そして、前走二桁着順からの巻き返しは、2013年のメイショウマンボ1頭のみと、前走大敗している馬にとっては厳しいデータとなっている。
・東京芝2400mの種牡馬成績では、ディープインパクトの出走頭数が多いため、勝利数では断トツなのだが、勝率で見ると変わってくる。
また、⑪ソダシはクロフネ産駒で、東京芝2400mとの相性は悪いデータがある。
ルーラーシップ 勝率19.2%
ディープインパクト 勝率15.9%
キズナ 勝率14.0%
ハ-ツクライ 勝率9.4%
クロフネ 勝率5.0%
以上のことから、ソダシは路線○、前走着順○、種牡馬距離適△となることから、絶対的な信頼は置けないが、オークス制覇に一番近い所にいることは間違いない。
対抗として、どちらもキズナ産駒で忘れな草賞1着の⑱ステラリア、桜花賞3着の⑬ファインルージュを推したい。
果たして、⑪ソダシはクロフネ産駒のジンクスを跳ねのけて勝てるのか?
発走は、5月23日 東京競馬場11レース 15時40分予定。
公開日:2021.05.22