過去にG1で1番人気2回も凡走のメイケイエール
今週は、秋の電撃スプリント王者を決める「スプリンターズステークスGⅠ」が開催される。
出走予定馬には、ソダシの妹ママコチャ、クセ馬メイケイエール、スタートダッシュが半端ないモズメイメイなど、個性豊かな馬たちの名前が並ぶ。
過去10年のデータから勝ち馬5か条を検証していこう。
1.馬齢別
3歳馬から7歳馬まで勝ち馬が出ており、ベテラン馬でも通用するように見える。だが内訳を見てみると少し印象が変わって来る。
最多は4歳馬と5歳馬のそれぞれ3勝となっており、これに続くのが6歳馬の2勝。そして、残りが3歳馬と7歳馬がそれぞれ1勝づつ。
この結果から、4歳馬から6歳馬までの間の馬が勝ち馬に近いと思われる。
2.前走距離別
前走距離別からは、2つの距離からしか勝ち馬が現れていない。
それは1200mと1600mで、1200mが8勝、1600mが2勝。勝率で見てみると1200mが6%で1600mが14.3%と1200mよりは1600mの方が有利な結果となった。
3.前走クラス別
前走クラス別では、最多勝がGⅡ組で6勝。それに続くのがGⅢ組とGⅠ組でそれぞれ2勝づつ。
ただし、これを勝率で見てみるとGⅢ組は2.7%とかなり低く、GⅡ組が10.7%、GⅠ組が12.5%と二桁勝率をマークしている。そのためGⅡ組かGⅠ組を選択した方がいいだろう。
4.前走着順別
最多は、前走1着だった馬で4勝。それに続くのが2着だった馬の3勝。残りは3着、4着、17着だった馬で、それぞれ1勝を挙げている。そのため、前走5着以下の一桁着順だった馬を消すことが出来る。
5.枠番・馬番
枠番では4枠が最多の3勝を挙げ、1枠と5枠がそれぞれ2勝で続いている。その逆で全く勝ち馬が出ていない枠は3枠と6枠となっている。
これを細かく馬番で見てみると、3着内すら入れない「死の馬番」の存在が判明した。その馬番とはジュビリーヘッドが入った11番である。
また、その逆で最多勝を誇る「幸運の馬番」が存在し、その馬番は3勝を挙げているメイケイエールが入った8番となっている。メイケイエールは昨年のスプリンターズステークス1番人気14着、今年の高松宮杯で1番人気12着と期待に応えられなかったが、今回はどうか。
この結果から、勝ちの無い枠3枠と6枠プラス「死の馬番」に入った馬の勝ちはないと見た。
勝ち馬の5項目おさらい
1.馬齢が4歳馬から6歳馬
2.前走、1200mか1600mを走った馬
3.前走クラスGⅡ以上を走った馬
4.前走5着以下の一桁だった馬以外の馬
5.3枠と6枠と死の馬番11番に入らなかった馬。
この勝ち馬5か条にぴったりの馬は、②テイエムスパーダ、⑧メイケイエール、⑨アグリの3頭となった。
果たして、この3頭の中から勝ち馬が現れるのか!?
発走は10月1日 中山競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2023.09.30