前走G3以下には厳しいデータ
今週の日曜日は、春のGⅠ6連戦の開幕を告げる「天皇賞(春)」が京都競馬場で開催される。阪神開催の2021,22年は除く過去10年のデータから勝ち馬を検証していこう。
馬齢
データを見るとベテラン馬は厳しい数字。その内容は、トップが5歳馬で5勝、次が4歳馬の4勝と、4歳5歳で9割を占めている。残りは6歳馬の1勝で、7歳馬以降の馬は、勝ちはなく2着1回と連対すら難しい事が判明した。この結果から、今回は6歳馬以降のベテラン馬を勝ち馬候補から消しとする。
牡馬×牝馬×セン馬
天皇賞(春)は圧倒的に牡馬が強い。データでも過去10年牡馬しか勝っていない。それどころか、牝馬が勝利したのが1953年と半世紀以上出ていない。セン馬については、かつては種牡馬の観点から出走が認められておらず、出走可能となったのは2008年から。未だセン馬から勝ち馬は出ていない。この結果、牡馬一択でいいだろう。
前走クラス
天皇賞(春)を勝つには格が必要だ。過去10年、前走GⅡを走った馬から8勝、GⅠを走った馬が2勝とこの2つのクラスからしか勝ち馬が出ていない。GⅢ以下を走った馬は、2着1回と連対すら難しい事が判明した。
前走着順
前走を勝った馬が5勝、2着だった馬が2勝と前走レースで連対した馬が、勝ち馬の7割を占めている。残りは、4着、5着、10着だった馬である。前走で掲示板に入れなかった馬が勝ったのは1頭しかおらず、基本は掲示板内だった馬を選択する方がいいだろう。
枠番・馬番
枠では1枠が圧倒しており4勝を挙げている。それ以外は5枠が未勝利のみで枠による不利はさほどない事がデータから分かる。
それでは、より細かく馬番で見てみるとやはり出没してきた、過去10年で3着内すら入れていない「死の馬番」‼今回は4つもある事が判明した。その馬番は、4番ワープスピード、9番シルヴァーソニック、17番スマートファントム、18番ハピである。該当の4頭には残念だが今回は勝つチャンスは無いとみていいだろう。
以上のデータから残ったのは3頭。その3頭は5番ブローザホーン、11番マテンロウレオ、12番ドゥレッツァとなった。
果たして、データから導き出された馬が勝つのか!?
発走は、4月28日 京都競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2024.04.27