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【アルゼンチン共和国杯】東京競馬場で開催される、ハンデ戦とはいえ軽ハンデ馬の好走は少ないレースとは!?

Text:あもあもだいち

アルゼンチン共和国杯を勝って、次走のジャパンカップも連勝した唯一の馬とは!?

ジャパンカップの出場権をかけて、最後の挑戦の場となるレース。

それが、東京競馬場で開催される「アルゼンチン共和国杯」である。

今年も賞金を加算するため、青葉賞勝馬のオーソリティ、新潟記念、毎日王冠ともに3着のサンレイポケット、小倉記念勝馬のアールスターなどが出走を予定している。

ハンデ戦ということもあり、毎年多くの賞金を加算したい馬が出走するが、過去10年では55㎏以下の馬が勝ったのは、2011年のトレイルブレイザー1頭のみ。

特に53kg以下の軽ハンデが3着以内に絡んだのは30頭中4頭のみと、意外と実績馬の活躍が見て取れる。

今年も53kg以下で出走を予定している馬がいるが、このデータから見ると勝つのはかなり厳しいと思われる。

それでも、2着以内に入り賞金を加算し、今後の大レースへの出走を確実としたい馬にとっては負けられない戦いになるのは間違いなく、重要な一戦である。

その重要な1戦の前に、軽ハンデで勝利し、スターへと駆け上がっていったシンデレラホースを紹介しよう。

2008年の勝ち馬「スクリーンヒーロー」

2007年の新馬戦から5戦目までダートで出走し、2勝を挙げる。

初芝となるスプリングSでは5着と掲示板を確保するも、次走でダートに戻り、ダートオープンの伏竜Sで2着と成績を残す。

夏にラジオNIKKEI賞(JpnⅢ)で2着に入ると、3着までに菊花賞の優先出走権が与えられるセントライト記念で3着に入った。しかし、直後に骨折が判明し長期休養に入る。

翌年の夏にようやく復帰。復帰初戦の支笏湖特別(1000万円以下)を勝利し、アルゼンチン共和国杯へ格上挑戦で臨むことに。

アルゼンチン共和国杯では、53㎏の軽量を活かし、初重賞制覇を成し遂げる。

そこから、3週間後のジャパンカップに挑戦し、女傑のウォッカ、ダービー馬のディープスカイなどを退け、初GⅠ制覇を挙げる。

しかし、その後は勝つことが出来ずに、左前浅屈腱炎が判明し、2009年に引退した。

引退後は種牡馬となり、初年度産駒からGⅠ6勝のモーリス。有馬記念を勝ったゴールドアクターなどを輩出。

またダートでも、産駒が実績を残しており、芝・ダートともに産駒が活躍している。

スクリーンヒーローのように、ヒーローとなる馬の誕生となるか!?

発走は、11月8日 東京競馬場 11レース 15時35分予定。

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