ダービー馬輩出の名門レース
いよいよ2023年JRA最後のGⅠレース「ホープフルS」の発走が近づいて来た。2歳馬限定2000mのレースで、過去にはレイデオロやコントレイルなど後のダービー馬を輩出している出世レースである。
過去10年のデータから勝ち馬候補をサバイバル方式で検証していく!!
1.キャリア
キャリアでのトップは2戦走った馬で4勝、次に3戦の3勝となっている。残りは4戦組の2勝、3戦組の1勝となっており、5戦以上走った馬からは勝ち馬が現れていない!!ここで消えてしまう馬は、藤田菜七子騎乗の③アンモシエラ、今村聖奈騎乗の⑭ホルトバージと女性騎手二人が乗る馬が該当してしまった。
2.前走クラス別
クラス別では、新馬戦組とGⅢ組がトップでそれぞれ3勝。続いてOP戦組の2勝。残りは、1勝戦組とGⅡ組でそれぞれ1勝となっている。勝てていないのは未勝利戦組のみで、これに該当するのが⑧インザモーメント、⑮ウインマクシマムの2頭であった。
3.前走着順別
前走を勝った馬が7勝と圧倒しており、これに続くのが2着だった馬で2勝。残りは4着だった馬の1勝となっている。この結果、勝ち馬に近いという事で前走3着以下だった馬は、ここで脱落とする。そうすると、⑤サンライズジパング、⑦テンエースワン、⑪ショウナンラプンタ、⑫ディスペランツァ、⑬レガレイラの5頭がここでの脱落となった。
4.枠番・馬番
枠では、7枠と8枠から勝ち馬が現れていない。その他の枠は最多でも2勝しかしておらず大外枠以外は特に不利なデータはない。細かく馬番で見てみると、今回は数多く現れた過去10年に一度も3着内に入った事のない「死の馬番」!!
その馬番は、④アドミラルシップ、⑫ディスペランツァ、⑭ホルトバージ、⑯センチュリボンド、⑱ミスタージーティーの5頭も該当してしまった。という事で、枠番・馬番で脱落するのが7枠・8枠に入った馬と死の馬番に該当してしまった馬となる。
この4つのサバイバルを残った馬は、①ゴンバデカーブース、②ヴェロキラプトル、⑥シンエンペラー、⑨タリフライン、⑩シリウスコルトの5頭となった。5頭と少し多いので、さらに絞るとする。過去10年の馬番成績で複数勝利を挙げているのは5番と10番のみなので、残った馬にそのデータを合わせると三浦皇成騎乗の⑩シリウスコルトのみが該当となった。三浦皇成は勝てば悲願のG1初制覇となる。
果たして、2023年JRA最後のGⅠを勝つのはサバイバルで残った馬なのか?
発走は、12月28日 中山競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2023.12.27