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巨人/ヤクルトなど6球団注目の2年生にして驚異の完成度を誇る〝正真正銘の怪物〞!前田悠伍/大阪桐蔭【大阪】

Text:花田雪

令和最強の怪物ぞろい!?今夏は2年生の逸材がアツい!

いよいよやってくる“高校野球の夏”。注目したいのが全国各地、2年生に「怪物候補」の逸材が多いこと。すでに全国に名を売っている佐々木麟太郎(花巻東)、前田悠伍(大阪桐蔭)を筆頭に、上級生に負けないスケールの大きさでチームを牽引する。

驚異の完成度を誇る最強軍団のエース

前田悠伍(まえだ ゆうご)/大阪桐蔭【大阪】

180cm77kg 左投左打 最速145km 投手
変化球:スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム

打の主役が佐々木なら、投の主役は大阪桐蔭の左腕・前田悠伍で決まりだ。Uー12日本代表としてカル・リプケン世界大会で優勝を果たすなど、早くからその才能を発揮し、大阪桐蔭入学後は1年秋から背番号14を背負って公式戦に出場。秋はチーム最多となる11試合(6先発)、57回⅔に登板して50奪三振、防御率0.78をマーク。神宮大会では3試合(1先発)15回を投げて17奪三振をあげ、同校の神宮初制覇に貢献した。

ひと冬を越えて迎えたセンバツでは2試合に先発してともに2ケタ奪三振、自責点0の快投。初の甲子園、さらには2年生とは思えない落ち着きとマウンドさばきでさらなる進化を見せつけた。春季大阪大会でも決勝・履正社戦で9回完投・10奪三振と安定感の高さは相変わらず。

分厚い投手層を誇るチームの中でもピカイチの存在感を示している。欲を言えば最速145キロのスピードがさらに上積みできれば〝正真正銘の怪物〞と言えるが、それを補って余りある制球力、完成度は同学年はもちろん、3年生まで含めた高校生全体を見ても特筆モノだ。 

神宮&センバツ王者として「春夏連覇」「高校三冠」を目指す大阪桐蔭にとって、前田の安定感と成長が大きな力になるのは間違いない

中日、DeNA、ヤクルト、楽天、ソフトバンク、巨人などが興味を示している。

出典:『がっつり!甲子園2022』

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