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広島初の新人王ながら怪我に苦しむも復活遂げた炎のストッパー!津田恒実

プロ野球感動!カムバック伝説

怪我…リハビリ…諦めかけた。でも もう一度 野球がやりたい…!不屈の闘志で過酷な運命と闘い、不死鳥のように蘇った男たちの物語!

男は鬼と化し炎の剛球を投げ込んだ!

津田恒実(広島)

ツネゴンは1982年11勝6敗の成績を残し、広島初の新人王に輝く。が以降は指の血行障害などに悩まされ、ついに世界初となる中指の靭帯を摘出する手術を受けた。もともと心優しい男だったが、事が野球に関すると鬼と化す。肌身離さなかった球に『弱気は最大の敵」と書き、己を鼓舞した。「マウンドに立ちたい」一心で辛いリハビリに耐え、復活できたのは1986年だった。抑えとして復活するや鬼と化し、放つ球は唸りを上げる。その鬼神ぶりは『炎のストッパー』と称され、セ界を震撼させた。シーズン前半は3勝4敗12S、防御率0.93で、広島首位折り返しの原動力となった。そして、マジック1となった試合で最終回にマウンドに立ちピシャリと抑え、胴上げ投手となる。チーム5度目のリーグ制覇に大きく貢献したツネゴンは、4勝6敗22S、防御率2.08でカムバック賞を手にした。しかしその後、脳に腫瘍が発見され……。津田恒実、享年38歳。余りにも早すぎるお別れだった。

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