CSでの出場機会がなかった鳥谷敬
ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズでの出場機会はなく、今シーズン42試合、打率.139、6打点、2二塁打と通算350二塁打を達成した鳥谷敬。
阪神タイガースからロッテに移籍して1年目となる今シーズンは主に守備固め、代走で起用され、ベンチでも若い選手とコミュニケーションを取り、チームの精神的支柱としてリーグ2位への躍進に貢献した。
若手から積極的に助言を求める場面も多かった今シーズンを鳥谷敬は、「とりあえず自分の役割というか、できることは全力でやりました。それがどれくらいできたかは自分で評価することじゃないと思いますけど、自分としてはベストは尽くしました」と自分にできることをしっかりとやれたシーズンと振り返った。
今後の去就については、「どうするかは全然決めていない。球団がどういう風に考えているかは分からないので、この先がどうなるかは全然分からないです。(球団と)話して全然続ける可能性もあるし、辞める可能性もあるし」とあくまで球団の意向を第一に自分の行く末を検討するようだ。
ロッテ河合克美オーナー代行兼球団社長は、「本当のレジェンドの選手」と評価し、今季は若手らにも助言を送るなどチームを支えた鳥谷敬に対し、「チームメートがみんな尊敬している。チームにとっては、なくてはならない存在であった」と大絶賛し、現役続行での残留を要請する構えだ。
今後、球団と話し合いの場を持つとされており、ロッテファンだけでなく、阪神ファンも鳥谷敬の去就の行方に目が離せないことだろう。
公開日:2020.11.18