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完全試合達成の佐々木朗希がロッテMVP!田村龍弘は来季正捕手に返り咲けるか

12球団完全データファイル2022

オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!

【2022チームMVP】佐々木朗希

●魅せた完全試合!怪物が次なる高みへ
今季、ピッチングで日本中のプロ野球ファンを震撼させたのは、「令和の怪物」こと佐々木朗希だ。4月10日のオリックス戦、史上最年少で完全試合を達成。17日の日本ハム戦でも8回までパーフェクトピッチングを続け、あわや2試合連続完全試合を成し遂げる寸前だった。

9勝4敗、防御率2.02、奪三振率12.04、WHIP0.80の20歳とは思えない異次元の成績でシーズンを終えた。ただ、疲労蓄積で二軍調整やローテーションを飛ばすこともあり、中6日でのシーズン完走はならず。どこでリミッターを外すのか。佐々木本人と吉井新監督の決断に注目していきたい。

島内とともに浅村、辰己、鈴木大も出塁率はリーグ10傑に名を連ねており、シーズン終盤の中軸は安定していた。投手陣では61登板で4勝0敗30ホールド、防御率2.26と奮闘した西口直人をチームMVPに推したい。

【2022チーム逆MVP】田村龍弘

●あれ、たったの2試合?正捕手に返り咲けるか
今季、実にひっそりと一軍から消えていたのは、かつての正捕手・田村龍弘だ。井口監督が就任した2018年には全試合に出場し、チームの中核として期待されていたが、その後は故障が続き、徐々に出番が減少。

今季は出遅れている間に佐藤都志也が台頭し、松川虎生も叩き上げロードに。気が付けば、田村は二軍に幽閉され、わずか2試合の出場に終わった。

佐藤はリーグトップの盗塁阻止率.361をマークしたが、経験ではさすがに田村の方が上だろう。少なくとも田村がベンチに控え、リリーフ捕手の役割を果たせば、リリーフ陣も若い捕手も楽になる。FA権行使の可能性もあるが、いずれにしても正念場だ。

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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