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西武のベストゲームは目が離せないドラマ連発の史上最高の日本シリーズ!

Text:福嶌弘

プロ野球12球団日本シリーズベスト&ワーストバウト

昨シーズンで71回目となる日本シリーズ。短期決戦ならではの激闘の記憶を球団別にベスト&ワースト年を独断と偏見で選出してみた。

西武ライオンズ

【ベストゲーム】
1983年 対巨人

●目が離せないドラマの連発史上最高の日本シリーズ
戦前から「球界の盟主の座を賭けた戦い」と評され、第3戦以降は先制したチームが負けるという具合に逆転に次ぐ逆転の連続で今をも「史上最高の日本シリーズ」として語り継がれるほど。中でも延長10回裏に金森栄治が江川卓からサヨナラ打を放った第6戦は序盤からドラマ「半沢直樹」以上に目が離せない展開が連発。両チームの9回裏の攻防はいまもなおオールドファンの心をわしづかみにする。

【ワーストゲーム】
2002年 対巨人

●え、ここで松坂大輔?な見せ場ゼロの4タテ
 伊原春樹新監督の下、危なげなくペナントを奪還したが、エース松坂大輔は故障で5月半ばから戦線を離脱。にもかかわらず、第1戦の先発に松坂を抜擢。いくら松坂でも厳しく、清原和博に看板直撃弾を喰らうなど3回でKO。これでリズムを狂わされた西武は最後まで見せ場を作れずに4連敗。ちなみにシリーズ前に手首を痛めた和田一浩も15打数0安打。意表を突く采配の代償はあまりに大きすぎた。

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