12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【新戦力査定/評価:B-】ワゲスパックが面目躍如!ドラ1・椋木はTJ手術
今年の大当たり助っ人はワゲスパックだ。前半戦は先発で10試合を投げたが、2勝3敗、防御率3・71と平凡な数字。しかし、スピードと角度を見込まれ、リリーフに転向すると救援22試合で防御率1・25と面目躍如の働きを見せ、日本シリーズでは守護神を務めた。
ビドルは35登板で防御率4・02と今一つ。対左打者被打率・265と左キラーになれず、存在意義が薄れた野手のバレラ、マッカーシーは左表の通りのイマイチな成績で特筆すべきトピックスはなし。
ドラフト組ではドラ1・椋木蓮が4先発で2勝1敗、防御率1・02の好成績を挙げたが、右肘を痛めて緊急降板し、そのままトミー・ジョン手術へ。ケガさえなければ、終盤戦、ポストシーズンの大ブレイクもあり得ただけに残念だ。
ドラ7・小木田敦也は社会人5年で培った投球術を武器に一軍で16登板を果たし、防御率3・14の成績を収めたが、被安打や四球で出塁を許す場面が多く、強力な投手陣の中でアピール不足に終わった。
ドラ2・野口智哉は遊撃、二塁、三塁、中堅、右翼とさまざまなポジションを守ったが、54試合で打率・226と打撃面で課題を残し、レギュラー定着とはいかなかった。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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公開日:2022.12.19