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30歳で初の規定打席&35歳でキャリアハイ!矢野燿大

Text:安東渉

何歳になっても野球は上手くなれる!?遅咲き選手列伝

日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち

誰もがすぐに才能を開花させる訳じゃない! 歳を重ねてから活躍した“燻し銀”の遅咲き選手をプレイバック!!

大卒から現役生活20年積み重ねた経験が武器

矢野燿大(中日/阪神)
●ココが遅咲き!
30歳で初の規定打席&35歳でキャリアハイ!

現在、阪神の監督としてその手腕を振るう矢野燿大も、一流選手として認められるまでにはかなりの時間を要したと言えるだろう。阪神の正捕手としての印象が強い矢野だが、その座を獲得するまでには長い道のりがあった。1990年ドラフト2位で中日に入団したものの、出場機会に恵まれないまま7年間で阪神へトレード移籍。30歳となった移籍2年目に、やっと規定打席に到達し、正捕手に定着。その後、2003年には同僚・金本知憲の影響で体作りに着手したことで、35歳にして初のベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。翌年には自身初となる全試合出場を達成することとなる。その後の矢野の活躍は、世間でも知られる通り。2008年には40歳で日本代表にも招集され、北京五輪にも出場。2010年の引退まで、その実力を発揮し続けた。

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