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金本超えとなる歴代4位タイのシーズン130四球を記録!丸佳浩

Text:福嶌弘

2018年プロ野球PICKUP記録

さまざまな記録が生まれた2018年のプロ野球。偉大なスラッガーと並んだ大記録や不名誉すぎるワースト記録まで、選手たちが残した軌跡に注目して、2018年度のプロ野球を振り返ろう!!

偉大なる大記録の源は抜群の選球眼と強力打線

●丸佳浩
(現/読売ジャイアンツ,達成時/広島東洋カープ)
【2018年度に達成された記録】
シーズン130四球:歴代4位タイ

2017年シーズンまでにリーグ最多四球を2度記録するなど、選球眼の良さには定評のあった丸佳浩。リーグ3連覇を果たした広島打線の核とも言える主砲は2018年、最高出塁率のタイトルを獲得したが、それ以上に価値があると注目されたのがシーズン四球数。広島の先輩にあたる金本知憲が2001年に記録した128を超える130四死球を選び、21世紀で最多、歴代でも4位タイの記録を打ち立てた。

4月末の時点で5割を超える出塁率を記録し、好調だったが、故障で1カ月間の戦線離脱を経験。これで調子を崩すかと思われたが復帰後はそれ以上に打ち、本塁打は自己最多の39本を記録した。長打が増えれば当然、相手投手は警戒して甘い球が減る。後半戦は厳しいコースを突かれる局面が増えたが、丸佳浩はボール球の見逃し率84.4%という抜群の選球眼を武器に見極め、1塁ベースへと歩き続けた。後ろに4番の鈴木誠也が控えているため、自分が無理に決めなくてもいいという心理的な安心感があったのも見逃せない。ちなみに丸佳浩の上を行くシーズン四球の記録保持者はあの王貞治のみ。丸佳浩と同じく3番を務め、4番には長嶋茂雄というスラッガーがいたという点でも共通する。この記録を見ると、丸佳浩の凄さだけでなく、広島打線の完成度の高さが垣間見える。(記録は2018年末時点でのものです)

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