本誌独断選出がつプロ的トッププロスペクトRANKING
新陳代謝の激しいプロ野球という世界には、現時点で「１軍出場機会」をそこまで確保できていないが、将来的にスーパースターになりうる逸材が山ほどいる。ここでは、そんな「未来の日本球界の顔」たちを大公開！
“トッププロスペクト”という言葉をご存じだろうか。メジャーでは比較的一般的に使われており、意訳すると“若手の超有望株”を意味する。本誌では独断と愛を交えつつ、独自に日本プロ野球界のトッププロスペクトランキングを選出。近い将来、日本球界を代表する選手に成長するであろう逸材たちを紹介したい。
まず断っておきたいのが、今回ランキング対象とした選手は、基本的には２軍を主戦場とする選手としている。そのため、プロ１～２年目の若手でも藤原恭大（ロッテ）、根尾昂（中日）、奥川恭伸（ヤクルト）、佐々木朗希（ロッテ）、宮城大弥（オリックス）、佐藤輝明（阪神）、伊藤大海（日本ハム）、栗林良吏（広島）、早川隆久（楽天）、牧秀悟（ＤｅＮＡ）といった、すでに１軍に定着している選手は選外とさせていただいた。もちろん、ここから紹介する選手の中にもすでに１軍でプレーしている選手がいるが、そこは「独断と愛」での選出なのでご容赦頂きたい（※本文中の成績はすべて９月１３日時点のもの）。
【RANKING1】森敬斗/DeNAベイスターズ
●本誌厳選１位は、スター性抜群のＤｅＮＡ・森敬斗！
そんな中で、本誌が堂々ランキング１位に選出したのがＤｅＮＡの森敬斗だ。高卒２年目の今季、すでに１軍でスタメンを張る機会も増えてきたが、そのポテンシャルはまだまだこんなものではない。最大の魅力はスピードあふれるエキサイティングなプレーぶり。使い古された表現だがいわゆる“走攻守そろった”万能型で、なおかつ今季は２軍で６本塁打とパワーもついてきた。
さらに、驚くべき成長を見せているのがショートの「守備」だ。高卒ショートはプロ入り後、「守備」でつまずくことが多いが、森はプロ２年目でしっかりとフィット。プロ入り時にはスローイングにやや不安があったが、今季たびたび見せている三遊間深くからの一塁送球は、まさにメジャーリーガーばり。サイズは違うが、将来的にはメジャーリーグのスーパースター・タティスJr.のような５ツールプレイヤーに成長してほしい。
“トッププロスペクト”とは？
MLBで“若手の超有望株”の意味で用いられ、公式サイトでは「プロスペクトランキング」も発表されている。当企画ではMLBに倣い、本誌が独断と偏愛を交えてNPBの「トッププロスペクト」選手をランキング形式で紹介する。該当選手は基本的に今季までファームを主戦場とした者に限定するが、一部では１軍出場機会を掴んでいる選手もランキング入りしている（ご容赦ください！）。
出典：『がっつり! プロ野球(29)』
公開日：2021.11.19
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