本誌独断選出がつプロ的トッププロスペクトRANKING
新陳代謝の激しいプロ野球という世界には、現時点で「1軍出場機会」をそこまで確保できていないが、将来的にスーパースターになりうる逸材が山ほどいる。ここでは、そんな「未来の日本球界の顔」たちを大公開!
“トッププロスペクト”という言葉をご存じだろうか。メジャーでは比較的一般的に使われており、意訳すると“若手の超有望株”を意味する。本誌では独断と愛を交えつつ、独自に日本プロ野球界のトッププロスペクトランキングを選出。近い将来、日本球界を代表する選手に成長するであろう逸材たちを紹介したい。
まず断っておきたいのが、今回ランキング対象とした選手は、基本的には2軍を主戦場とする選手としている。そのため、プロ1~2年目の若手でも藤原恭大(ロッテ)、根尾昂(中日)、奥川恭伸(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)、宮城大弥(オリックス)、佐藤輝明(阪神)、伊藤大海(日本ハム)、栗林良吏(広島)、早川隆久(楽天)、牧秀悟(DeNA)といった、すでに1軍に定着している選手は選外とさせていただいた。もちろん、ここから紹介する選手の中にもすでに1軍でプレーしている選手がいるが、そこは「独断と愛」での選出なのでご容赦頂きたい(※本文中の成績はすべて9月13日時点のもの)。
【RANKING14】笹川吉康/ソフトバンクホークス
まだまだ2軍でも出場機会が少ない“ロマン枠”で注目したいのが笹川吉康(ソフトバンク)。
甲子園未出場、全国的には無名ながら昨秋ドラフトで2位指名を受けた193センチの大型外野手だ。
握力は左右ともにキロ以上、背筋力300キロというフィジカルモンスター。「柳田2世」と呼ばれ、背番号も柳田が入団時に背負った「44」。現在は3軍を主戦場とするが、ソフトバンクの育成システムでしっかりと成長してほしい。
“トッププロスペクト”とは?
MLBで“若手の超有望株”の意味で用いられ、公式サイトでは「プロスペクトランキング」も発表されている。当企画ではMLBに倣い、本誌が独断と偏愛を交えてNPBの「トッププロスペクト」選手をランキング形式で紹介する。該当選手は基本的に今季までファームを主戦場とした者に限定するが、一部では1軍出場機会を掴んでいる選手もランキング入りしている(ご容赦ください!)。
出典:『がっつり! プロ野球(29)』
公開日:2021.11.30