セ/パ両リーグトップとなる4勝目をあげた涌井秀章
7月15日の西武ライオンズとの一戦で7回104球、1安打7奪三振無失点の好投見せ、セ/パ両リーグトップとなる4勝目をあげた涌井秀章。
この日から上限5000人の有観客試合の開催となった本拠地・楽天生命パークで、移籍後初となるファンの前での登板でしっかりと結果を残し、雨降る中最後まで試合を見届けてくれたファンを大いに喜ばせた。
開幕4戦4勝は涌井秀章自身、2007年の西武時代、2016年のロッテ時代に次いで3度目となり、プロ野球史上初の快挙を達成した。
開幕4戦4勝という結果は素晴らしいが、その中でも特に素晴らしいのが毎試合の投球数だ。
涌井秀章は、開幕からの4戦全ての試合で球数100球以上を投げている。確実に5回までは投げ切ってくれるという安心感は首脳陣にとって中継ぎ調整が非常にやりやすく、勝利への計算が立てやすくなっているはずだ。
涌井秀章が登板すれば、確実に試合を作ってくれるということがチーム全体で共有されているからこそ、3連敗後の昨夜の試合をしっかり勝利で終えられたのではないだろうか。
まだ、気は早いが最多勝最有力の涌井秀章には、勢いそのままに最多勝のタイトルを獲得する活躍を見せてもらいたいものだ。
公開日:2020.07.16