新人王は誰の手に?2021
依然コロナ禍に見舞われ、混沌とするであろう今季。翻って、新人王レースの主役は、“豊作の大卒ドラ1勢”か!?、あるいは“前年ドラフトの目玉勢”が巻き返す展開になるか!?
今シーズンデビューに期待!佐々木朗希
新人以外の有資格者投手の中では、パ・リーグは前年ドラフトの超目玉・佐々木朗希(ロッテ)の高卒2年目右腕を挙げたい。
『令和の怪物』こと佐々木朗希は、同郷の大谷翔平(現エンゼルス)が花巻東時代にマークした160キロ超えの最速163キロを、何と高3の時点で叩き出した“超快速右腕”だ。
5月のシート打撃では、1軍レギュラーの藤岡裕大に対して160キロを2度も叩き出し、3球三振。その片鱗を見せた。ところが、開幕から10月下旬まで1軍帯同も、度重なるコンディション不良が影響したのか、2軍も含めて公式戦登板無しという前代未聞の措置が取られた。
さらに登板も噂されたフェニックスリーグも結局不参加と、その全貌は未だ“厚いベール”に覆われている。 “独自の育成方針”により、ルーキーイヤーでのデビューは叶わなかったものの、高卒2年目を迎える今季こそ、その“厚いベール”を脱ぐときがやってくるに違いない。
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公開日:2021.04.01