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セ対抗は原監督期待の最速153km左腕!山田龍聖

Text:徳吉刑事

新人王は誰の手に?プロ野球2022

異例の6球団が一本釣りに成功した昨ドラフト。“都立の星”のスラッガーを筆頭に、17年センバツV腕、一芸に秀でた“スピードスター”など「清宮改メ村上世代」が粒ぞろい!

セ対抗は原監督期待の最速153キロ左腕!山田龍聖

セの“対抗1番手”は、最速153キロ左腕の巨人のドラ2・山田龍聖(JR東日本)だ。投球フォームや、なで肩かつ長身細身の体型が田嶋大樹(オリックス)を彷彿とさせる本格派左腕。同社出身では、その田嶋〜伊藤将司(阪神)に続く即戦力左腕としての期待がかかる。一昨季までは層の厚さから公式戦登板(主要)はなかったが、昨春の日立市長杯・西濃運輸戦で公式戦初先発。すると8回0/3を、6安打、ほぼ毎回の11奪三振2失点の好投で初勝利。

頭角を現すと、同秋の都市対抗予選ではエース格に昇進。プロアマ戦で、社会人1年目から毎年登板機会の縁もある巨人に指名された。社会人最後の大会となった都市対抗・ホンダ熊本戦で、二大大会初登板。しかも原監督&水野スカウト部長が見守る御前投球となった。初回先頭から挨拶がわりの連続空振り奪三振で、大舞台デビューの圧もなんのその。この日最速149キロの速球を軸に、5回以外は毎回の2ケタ10奪三振をマークするなど好投を見せた。惜しくも初戦敗退となったが、プロではホームになる東京ドームで、一足お先に躍動する姿を披露した。

出典:『がっつり! プロ野球(31)』

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