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昨季26本塁打、22盗塁、打率.274。ライオンズ新1番に適任なのは?

投手陣では左腕ノリンに期待

 昨年は規定投球回到達者ゼロの西武投手陣。そのなかで12 勝を挙げたニール、10勝の髙橋光成が先発の軸となる。

 三番手以降は7勝の今井達也、松本航、6勝の本田圭佑が上積みに期待でき、通算51勝の十亀剣、新加入左腕のノリンも控える。が、実績十分の投手が少ないのは不安材料だ。

 救援陣は抑えの増田達至が中心。中継ぎの右は平井克典、平良海馬、森脇亮介がいて、新人の宮川も候補。左も小川龍也、野田昇吾、武隈祥太と駒がそろう。

 昨季81試合登板の平井は疲労の影響が懸念されるが、新加入右腕のギャレットも控えている。

 捕手陣は森友哉が主力ながら盗塁阻止率2割8分台で捕逸12個はリーグ最低、依然リード面も課題を残す。

 控えの岡田雅利も左膝手術明けだけに、ディフェンスに長けた若手を抜擢したいところだ。

新1番に適任なのは外崎修汰

 西武は昨季もチーム打率、得点、盗塁が12球団トップ。本塁打は同3位だったが、得点は唯一の700点台だった。その強力打線から秋山翔吾が抜け、今年は新1番を誰にするかが最大の課題となる。

 その点、足なら金子侑司になるが、秋山のように打力と出塁能力を兼ね備えた選手となると、外崎修汰が適任。

 昨季は打率2割7分4厘で26本塁打を放ち、出塁率・353で22盗塁を記録した。この外崎を1番に置き、金子は9番に置くとつながりは維持される。

 2番以降は源田壮亮、森友哉、山川穂高、中村剛也、栗山巧、木村文紀と7番まで決まり。そして8番を若手育成の打順とするなら、成長著しい愛斗を起用したい。

 守りは92失策で2年連続リーグ最低。外崎、源田の二遊間は安定しているが、中村が三塁で13失策
だった。秋山が抜けた外野は中堅に金子が入って安定する。

※=打者は左打、投手は左投、◎=両打
打者の記録は打率、投手は防御率

ーー次回【福岡ソフトバンクホークス:チームバランス編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)

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