SPORTS COLUMN
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勝負強い打撃で左の代打の切り札になれるか!?福留孝介

Text:橋本雅生

戦力外通告選手の現在地

大物の移籍、現役引退、セカンドキャリア…

野球に限らずプロの世界はとても厳しい。そして、単純明快で非情だ。結果を出せば破格の年俸を手にできるが、そうでなければ容赦なく戦力構想から外れてしまう。昨季はコロナ禍も影響してか、戦力外通告を受けた選手は例年より多く、外国人を含めるとその数はおおよそ150人。年が明けてプロ野球界は新戦力や自主トレなどの話題でもちきりになっているが、その陰で戦力外通告を受けた選手達の多くは去就がはっきりしていない。

例年にない厳冬なのか、昨オフに戦力外通告を受けたおおよそ150人。気になるあの選手達の今を追う。

チーム再建の陰にベテラン達の大粛清

福留孝介/中日ドラゴンズ
2020年1軍成績:43試合 12安打
1本塁打 12打点 打率.154

昨シーズンの成績を考えると致し方ないのか……。中日時代は3度のリーグ優勝、メジャーを経験して日米通算2407安打、日本に戻った阪神で中軸として打線を牽引した福留孝介。球界最年長選手として挑んだ20年は、出場機会が激減するなかで代打での出場が多くなり、打率.154、1本塁打、12打点と寂しい成績に終わった。

今年44歳の年齢的な問題も影響して戦力外となったが、14年ぶりに古巣復帰となった。実力的にはピークアウトした福留孝介だが、勝負強い打撃は左の代打の切り札として存在感を示せるはず。福留は若手に打撃技術をアドバイスする指導者としても評価されており、メジャー時代は成功と挫折の両方をくぐり抜けた経験から伝えられることは多い。古巣ではチームの精神的支柱としての役割も期待できそう。なお、中日は捕手の補強として、楽天を退団した山下斐紹とも育成契約を結んでいる。

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