SPORTS COLUMN
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ポーカーフェイスの能見篤史はオリックスで再起なるか!?

Text:橋本雅生

戦力外通告選手の現在地

大物の移籍、現役引退、セカンドキャリア…

野球に限らずプロの世界はとても厳しい。そして、単純明快で非情だ。結果を出せば破格の年俸を手にできるが、そうでなければ容赦なく戦力構想から外れてしまう。昨季はコロナ禍も影響してか、戦力外通告を受けた選手は例年より多く、外国人を含めるとその数はおおよそ150人。年が明けてプロ野球界は新戦力や自主トレなどの話題でもちきりになっているが、その陰で戦力外通告を受けた選手達の多くは去就がはっきりしていない。

例年にない厳冬なのか、昨オフに戦力外通告を受けたおおよそ150人。気になるあの選手達の今を追う。

チーム再建の陰にベテラン達の大粛清

能見篤史/オリックスバファローズ
2020年1軍成績:34試合 1勝0敗1S4H 防御率4.74

ベテランの大粛清は福留孝介だけではない。阪神一筋の生え抜きである能見篤史も今季の構想から外れて戦力外に。1軍定着は30歳になってからと遅咲きながら3年連続2ケタ勝利を挙げるなど、長らくローテーションの柱として貢献してきただけに、阪神ファンに激震が走った。

現役最年長の左腕投手になり、セットアッパーに本格転向してからも16ホールド(18年)、18ホールド(19年)と欠かせない戦力として貢献していたが、今季は岩貞祐太が中継ぎに配置転換されたことで敗戦処理での起用などが目立った。毎年のように補強してもペナント制覇が遠いため、フロント主導でチーム再建と若返りを図ったようだが、こうした扱いにも能見篤史は腐ることなく淡々と役割をこなし続けた。

そんな能見篤史は大きな衰えを感じさせず、最終登板では鋭い腕の振りから最速149キロをマーク。決め球のフォークもまだまだ1軍で通用するレベル。今季も現役にこだわる能見篤史はオリックスと1軍投手コーチ兼任選手という契約を結んだ。「頑張るだけ」とポーカーフェイスの能見篤史は静かに闘志を燃やしているはずだ。

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