SPORTS COLUMN
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代走盗塁132個のプロ野球歴代最多記録持つ!鈴木尚広

Text:安東渉

そのスピードで球界を席巻!足のスペシャリスト今昔物語

いつの時代にもいた俊足選手。昭和から平成、そして令和となった現在でも、彼らの存在がチームを勝利に導いている!

豪腕で三振の山を築くピッチャー。迫力あるスイングで軽々と本塁打を放つバッター。通常、野球ファンはそんな選手に熱狂することが多いだろう。「投げる」「打つ」という要素は野球というスポーツの基本でもあり、選手を評価するうえでのひとつの基準にもなる。しかし、その2つ以外で大きな評価を得る選手たちがいるのもご存知だろう。そう、その華麗な走塁だけでファンを沸かせることができる、足のスペシャリストたちだ。プロ野球の長い歴史の中で、足のスペシャリストたちは常にその時代で活躍してきた。

磨かれた“足”を使い走塁でファンを沸かせる

その代表格とも言えるのが、巨人で活躍した鈴木尚広だ。1997年にドラフト4位で入団し、内外野を守れるユーティリティ選手として頭角を表した鈴木だが、その俊足を活かした走塁には突出したものがあり、積み重ねた盗塁の数は228で、通算盗塁成功率も・829という脅威の数字を記録している。スター選手の揃う巨人において、鈴木がスタメンとして出場する機会は少なかったが、チャンスとなれば代走として起用され、必ず盗塁を成功させる。ヒットで出れば必ずホームを狙うという走塁で、幾度となくチームの勝利に貢献した。その証拠に、通算228盗塁のうち、代走での盗塁が132。これは日本プロ野球歴代最多である。鈴木は2016年のシーズン終了後に引退したが、実働15年という長いプロ野球生活の中で、一度も規定打席に到達せずにここまでの盗塁数を稼いだというのはかなりの珍記録とも言える。この「代走屋」とも言える鈴木の活躍は、巨人ファンのみならず、多くのプロ野球ファンの脳裏に焼き付いているはずだ。

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