SPORTS COLUMN
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打撃では目覚ましい成績なくても2年連続盗塁王獲得!福地寿樹

Text:安東渉

そのスピードで球界を席巻!足のスペシャリスト今昔物語

いつの時代にもいた俊足選手。昭和から平成、そして令和となった現在でも、彼らの存在がチームを勝利に導いている!

豪腕で三振の山を築くピッチャー。迫力あるスイングで軽々と本塁打を放つバッター。通常、野球ファンはそんな選手に熱狂することが多いだろう。「投げる」「打つ」という要素は野球というスポーツの基本でもあり、選手を評価するうえでのひとつの基準にもなる。しかし、その2つ以外で大きな評価を得る選手たちがいるのもご存知だろう。そう、その華麗な走塁だけでファンを沸かせることができる、足のスペシャリストたちだ。プロ野球の長い歴史の中で、足のスペシャリストたちは常にその時代で活躍してきた。

打撃不振でも、その走力でチームを支え続ける

プロ野球史に名を刻む足のスペシャリストは、もちろん鈴木だけではない。通算251盗塁を誇る福地寿樹もその1人で、広島、西武、ヤクルトと3球団を渡り歩き、ヤクルト在籍時には2年連続で盗塁王も獲得。晩年はその走力を買われて代打や代走で出場を続け、その足でチームの勝利に貢献した選手だ。1994年にドラフト4位で広島に入団した福地寿樹は、1995年から1998年まで、2軍で4年連続盗塁王に輝くなど、その走力を買われ代走要員として1軍に定着。その後、西武、ヤクルトとチームを変えるもその走塁はさらに磨きがかかり、2008年と2009年には2年連続で盗塁王も獲得した。打撃では目覚ましい成績が残せず、規定打席に到達したのは盗塁王を獲得した2年間のみだが、足のスペシャリストとして適所で登場した福地寿樹の姿を、いまでも覚えているファンも多いはずだ。

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