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近鉄移籍で74試合34本塁打を放ち大爆発!ラルフ・ブライアント

Text:落合初春

この補強が凄い!!プロ野球シーズン途中の緊急補強編

シーズンも中盤戦。この時期、チームのカンフル剤といえばトレードだ。そこで今回、シーズン中に行われた過去の成功トレードを一挙紹介!

「第三の外国人」がトレードで覚醒!
中日ファンが長年悔やんだ全開のパワー

●ラルフ・ブライアント
中日→近鉄 1988年6月に金銭トレード

1988年6月、球界を震撼させる事件が起こった。近鉄で1984年から主力を張っていたリチャード・デービスが大麻所持で逮捕されたのだ。まさかの主砲の逮捕に近鉄首脳陣は頭を抱える。そんな状況で急遽、目を付けたのが、中日のラルフ・ブライアントだった。1988年の5月に来日したブライアントだったが、1軍では郭源治とレーシックが活躍していた。当時の外国人枠は2名。変化球の対応に難があったブライアントは第三の外国人として2軍でくすぶっていた。しかし、近鉄はその並外れたパワーに目を付け、中日に獲得を打診。金銭トレードで獲得にこぎつけた。そしてブライアントは新天地で大爆発。74試合で34本塁打を放ち、翌年にはMVPにも輝いた。このトレードに怒り心頭だったのが中日ファン。当時の中日ファンはしきりに「ブライアント返せ!」と呼び、プチ流行語状態だったという。

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