オフのFA戦線はどうなる?ストーブリーグNEWS2021
秋口から冬にかけてストーブの必要な季節に取り交わされる噂話が語源とされる「ストーブリーグ」。ペナントが終盤にさしかかるこの時期になると、来シーズンの戦力補強に向けたストーブリーグの動きが活発になり、さまざまな臆測や噂が飛び交う。本稿を執筆している時点でFA権を行使する選手は明らかになっていないが、ここでは行使した仮定で予想していきたい。
いばらの道となろうともメジャー挑戦か、それとも断念か
メジャーデビューを目指すも、交渉がまとまらず残留して苦しいシーズンを送っているのが菅野智之だ。
これまでに数多くの記録を打ち立ててきた菅野だが、コンディション不良で今季は前半だけで4度の登録抹消を経験。2年間かけて改造してきた投球フォームを以前のものに戻すほど状態は思わしくなく、東京五輪の代表も辞退するに至った。
今季の残留決定時に菅野はメジャー再チャレンジに言及しているが、今シーズンのスランプで渡米に黄色信号がともった格好だ。
次のメジャー挑戦は譲渡金が発生するポスティングでなく、海外FAでの挑戦となるのがプラス材料になりそうだが、好条件での移籍は厳しい状況だろう。
来年33歳になる菅野のメジャー挑戦は、年齢的にギリギリのライン。国内他球団へ移籍する可能性はほぼないため、いばらの道となろうともメジャー挑戦か、それとも断念かの厳しい判断に迫られそう。
出典:『がっつり! プロ野球(29)』
公開日:2021.11.06