オフのFA戦線はどうなる?ストーブリーグNEWS2021
秋口から冬にかけてストーブの必要な季節に取り交わされる噂話が語源とされる「ストーブリーグ」。ペナントが終盤にさしかかるこの時期になると、来シーズンの戦力補強に向けたストーブリーグの動きが活発になり、さまざまな臆測や噂が飛び交う。本稿を執筆している時点でFA権を行使する選手は明らかになっていないが、ここでは行使した仮定で予想していきたい。
故郷・宮城への思いが強い岸孝之は残留か
田中と同じく楽天で先発ローテーションを守る岸孝之は2度目の国内FA権を取得。
制球力に秀でた36歳のベテラン右腕は、派手さこそないが円熟味を帯びた安定感抜群の投球でチームを牽引している。岸は2017年にFAで楽天に移籍してきたが、その理由として東日本大震災で被害を受けた故郷・宮城への思いが強かったという。
地元球団でプレーすることで震災からの復興の一助になりたいと語っており、よほどのことがない限り移籍はなさそう。
出典:『がっつり! プロ野球(29)』
公開日:2021.11.08